「保育士の人間関係は最悪…」
そう聞いて、不安になっていませんか?
せっかく保育士になりたいのに、「人間関係が大変そう…」と悩んで、夢を諦めようとしている人もいるかもしれませんね…。
でも、ちょっと待ってください!
実際には、人間関係で悩む保育士さんもいますが、 良い人間関係を築いている保育士さんもたくさんいます。
この記事では、元保育士の私が、実際に経験した人間関係の悩みや、それを乗り越える方法をわかりやすく紹介します。
具体的には、
- 保育士がどんな人間関係で悩むのか
- どうすれば良い人間関係を築けるのか
- 人間関係がどうしてもつらい時はどうすればいいのか
などを解説していきます。
この記事を読めば、「保育士の人間関係って、実はうまくやれるんだ!」 と、自信を持って保育士を目指せるようになりますよ。
さあ、一緒に不安を解消して、夢に向かって進みましょう!
保育士の人間関係、本当に最悪?実際にあったトラブル14選を元保育士が解説!
「保育士の人間関係って、想像以上に大変なんだって聞いたことがあるけど、具体的に何がそんなに難しいんだろう?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、元保育士の私が実際に経験した、保育士の人間関係の悩みを14個にまとめました。
- 閉鎖的な空間
- 業務の負担に偏りがある
- 職員同士を比較する
- 職員を差別する
- 先輩保育士の言い方がきつい
- 先輩保育士のあたりが強い
- 相手の気持ちを考えられない
- 先輩保育士の指導方法が自分に合っていない
- 保育観が合わない
- 悪口をいう
- 大変な仕事を押し付ける
- 自分のミスを認めたくない
- 自分の価値観を押し付ける
- 連絡事項を伝えない
これらの原因と対策を知って、あなたも安心して保育の仕事に打ち込めるように、一緒に考えていきましょう。
1.閉鎖的な空間
保育士の人間関係が最悪になりやすい1つ目の理由は、『閉鎖的な空間なこと』です。
多くの保育園では、年齢ごとに部屋が区切られ、その年齢に適した遊び・学びができるように配慮されています。
日中はクラス単位で、朝夕は合同保育を行うことが多いです。
そのため、同じクラスの保育士と1つの部屋で長時間一緒に過ごすことになるため、
- 保育士同士の人間関係が密接になること
- 閉鎖的な空間になること
など、避けることができません。
人間関係が近すぎてしまうからこそ、トラブルを抱えやすくなってしまう傾向がありますよね。
こうした理由から『閉鎖的な空間』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
2.業務の負担に偏りがある
保育士の人間関係が最悪になりやすい2つ目の理由は、『業務の負担に偏りがあること』です。
保育士の仕事は、子どもを保育することだけではありません。
書類の作成や行事・制作物の準備など、多くの仕事をしています。
これらの業務は、同じクラスの保育士同士が協力して行うべきものです。
しかし、担当するクラスに新人保育士がいるため、
- 先輩保育士が多く負担しなければいけない
- 先輩保育士が「勉強だから」と言って、後輩(新人)保育士に多く振り分ける
などして、業務の負担が偏るケースもあります。
このような業務の偏りは、不満や不満感を生み出し、人間関係を悪化させる原因です。
私も行事の準備を先輩保育士(正規職員)とやっていましたが、「子どもがいるから」という理由で、ほとんど私が負担していました。
もちろん仕方ないことではありますが、やはり不満に感じたことがありましたね。
こうした理由から『業務の負担に偏りがあること』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
3.保育士同士を比較する
保育士の人間関係が最悪になりやすい3つ目の理由は、『保育士同士を比較すること』です。
当然、保育士といっても、1人ひとりの経験やスキルは異なります。
1人ひとりの経験やスキルを把握し、協力しながら保育できることが理想ですよね。
しかし、中には、残念なことに他の保育士と比較して、優劣を付けてしまう人がいます。
- 「〇〇さんはこんなに仕事できるのに、なんであなたはできないの?」
- 「もっと〇〇さんを見習いなさい。」
このような言葉は、比較された相手を傷つけ、やる気やモチベーションを低下させてしまう原因ですよね。
先輩保育士から同じ時期に入職した保育士あるいは、後輩保育士と比較されることは仕方ないかもしれません。
しかし、職員同士を比較したり、叱責された側は、萎縮してしまい、本来の力を出すことができなくなってしまいます。
私も主任保育士から比較・叱責されたことで萎縮し、人間関係がうまくいかず「最悪…。」と思っていました。
こうした理由から『職員同士を比較すること』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
4.職員を差別する
保育士の人間関係が最悪になりやすい4つ目の理由は、『職員を差別すること』です。
残念なことに、先輩保育士や主任保育士・園長が、特定の保育士をひいきし、他の保育士を差別しているケースがあります。
実際に、私もありました。
私が実際に経験した差別は、下記の通りです。
- ひいきしている保育士
-
- 仕事でミスしても、全力でカバー・フォローする
- 仕事の負担を減らす
- 優しく接する
- 差別している保育士
-
- ミスをしたら、必要以上に叱責する
(精神的に追い詰め、退職させる=パワハラ) - 1人でやりきれないほどの量の仕事を振り分ける
- 接し方が厳しい
- ミスをしたら、必要以上に叱責する
このような職場だったので、『本当に嫌われたら終わり』の状態で、怖かったですね…。
なぜ、『ひいきする保育士』・『差別している保育士』を作っているのか理由はわかりません。
差別している保育士には、さまざまな理由があるのでしょう。
しかし、理由はどうあれ、職員を差別することは許されることではありません。
保育士の前に、「人としてどうなんだ?」というレベルです。
こうした理由から『職員を差別すること』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
5.先輩保育士の言い方がきつい
保育士の人間関係が最悪になりやすい5つ目の理由は、『先輩保育士の言い方がきついこと』です。
保育士は、子どもの命を預かっているので、場合によっては、きつく指導されることもあります。
それは子どもの命を預かっている仕事である以上、仕方ないことです。
しかし、常に言い方が厳しい先輩保育士もいるため、後輩保育士が萎縮してしまったり、悩んでしまったりするケースがよくあります。
Yahoo知恵袋にも、このようなお悩みが投稿されていました。
保育士1年目の女です。
(中略)
2年目の先輩保育士は同じクラスの担任なのですが、言い方がきつく「ちゃんとやってる?」「大丈夫?やっていける?」「自分で動いて」などと何度も言われていまいます。
保育士続けられる自信が無いです。
(後略)
引用:Yahoo知恵袋
保育をしている中で、子どもの身に危険が及ぶ場合は、厳しい言葉をかけられてしまうことは仕方ありません。
ですが、先輩保育士の言い方がきついと、後輩保育士のモチベーションを下げ、自信をなくしてしまうことが多いです。
私も言い方がきつい先輩保育士が多かったので、「もうちょっと言い方考えてよ…。」と思うことが多かったですね…。
こうした理由から『先輩保育士の言い方がきついこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
6.先輩保育士のあたりが強い
保育士の人間関係が最悪になりやすい6つ目の理由は、『先輩保育士のあたりが強いこと』です。
子どもの保育はもちろん、業務をしていく中で、
「こういうときはどうしたら良いのだろう?」
「先輩からアドバイスをもらいたいな。」
と思う場面は多くあります。
しかし、なぜか他の保育士には優しいのに、自分だけにだけ厳しく接する(あたりが強い)先輩保育士もいます。
Yahoo知恵袋でも、このようなお悩みを抱えた保育士さんがいました。
新卒保育士です。
私に当たりの強い先輩のことについて悩んでいます。
わからないことを質問をしても「自分で考えて」と言われ、質問をせずに自分で考えて行動するとあーだこーだと言われます。
他にも「もう半年でしょ?ほんとに大丈夫?」とか言われたり何か仕事の内容で話しかけると目も合わせずに「あーうん、おけ」みたいな反応をされてしまいます。
忙しい時に質問せずに午睡中や人手がたくさんいる時に質問をしているのに、です。
(中略)
もう話しかけるのも、その場にその先輩がいるのも怖くなってしまいます。
毎日毎日チクチクする言葉を言われ、家に帰って泣いてばかりです。
(中略)
年度終わりまでやっていけるのか不安です。
最近、メンタルが壊れてきていて泣いてばかりだし不眠気味です。
(後略)
引用:Yahoo知恵袋
私も全く同じ経験をしたことがあり、とても辛かったですね…。
やはり、こうした状況だと後輩保育士にとっては、先輩保育士に声をかけることが怖くなってしまうため、悩みの種になりやすいです。
年度途中に担当クラスが変更になることはないため、1年間耐えるしかなくなってしまいます。
なかなか精神的にも辛いものです…。
こうした理由から『先輩保育士のあたりが強いこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
7.相手の気持ちを考えられない
保育士の人間関係が最悪になりやすい7つ目の理由は、『相手の気持ちを考えられないこと』です。
保育士の仕事は、クラスの保育士が声を掛け合い、協力しながら行うものです。
そのため、保育士の連携・チームワークがとても重要になります。
ですが、相手の気持ちを考えず、
- 人には指示するのに、自分は何もしない保育士
- 自分の言いたいことだけをいう保育士
言い方がきつい or 相手の話を聞かない など - 自分の感情のまま接する保育士
自分の機嫌が悪いと周囲に対してあたりが強くなる など
残念なことに、こうした保育士も一定数います。
実際に私が勤めた職場にも上記のような保育士がいたので、非常に困りました…。
当然、保育士同士の人間関係も悪かったですね…。
こうした保育士は、自分の言動や行動によって、相手がどんな気持ちになるのかを考えられていない証拠です。
当然相手のことを考えられる保育士であれば、上記のようなことは起こらないはずですよね。
こうした理由から『相手の気持ちを考えられないこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
8.先輩保育士の指導方法が自分に合っていない
保育士の人間関係が最悪になりやすい8つ目の理由は、『先輩保育士の指導方法が自分に合っていないこと』です。
新卒保育士の場合、保育経験がないので、右も左もわからない状態からスタートします。
いくら保育実習を経験したとしても、実際に保育士として勤務すると、やることはもちろん、責任も違います。
だからこそ、先輩保育士から
- 子どもや保護者のこと
- トラブル発生時の対応
- 書類作成や行事の準備のやり方 など
こうした指導を受ける必要があります。
しかし、先輩保育士によっては、全く指導をしない・指摘しかしない保育士もいます。
そうすると、後輩保育士は、先輩保育士に
- 相談しづらい
声をかけるのも怖い - 萎縮する
こうした状況になり、人間関係で悩んでしまう原因になります。
誰でも、仕事を教えてもらえず、指摘ばかりされていると、嫌ですよね…。
こうした理由から『先輩保育士の指導方法が自分に合っていないこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
9.保育観が合わない
保育士の人間関係が最悪になりやすい9つ目の理由は、『保育観が合わないこと』です。
保育士は1人ひとり考え方や価値観は異なるため、子どもに対する考え方や保育の理想像を持っています。
そのため、同じクラスを担当していても、保育観が合わないということはよくあります。
私も同じクラスを担当した先生と、「保育観が合わない」と感じたこともあります。
HoiClueは、保育士を対象に『保育観の違い』についてアンケート調査を実施、結果を公表しています。
回答した約7割の保育士が、『保育観の違い』を感じている結果となりました。
結構多いですよね。
同じ保育士といえども、考え方や価値観はもちろん、経験も違うので、保育観が合わないことは致し方ないことです。
ですが、せめて子どもにとってプラスになることであれば良いですが、マイナスになる場合、
- 「〇〇先生の対応、どうなの?」
- 「子どものことより自分中心だよね。」
など、悪い印象を持ってしまう or 持たれてしまうケースがあります。
やはり、こうした状況では、良い保育をすることもできませんし、保育士同士の人間関係にも影響を及ぼす可能性が高いことがわかりますよね。
こうした理由から『保育観が合わないこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
10.悪口をいう
保育士の人間関係が最悪になりやすい10こ目の理由は、『悪口をいうこと』です。
『閉鎖的な空間』でもお話したように、閉鎖的な空間で長時間一緒に過ごす中で、人間関係は複雑になりがちです。
そのため、一緒に仕事をしている人の悪い面(短所)にばかり注目し、周囲の人と悪口をいう保育士も残念ながら多いです。
私が勤務した職場でもこうしたことがあり、「保育士同士の人間関係が最悪だな…。」と感じることが多かったです。
悪口を聞いている側・言われた側にとって、やはり気持ちの良いものではありませんよね。
また、悪口を聞いて嫌な気持ちになるだけでなく、
「自分も言われているのではないか?」
など、悩みの種になってしまう可能性が高いです。
こうした理由から『悪口をいうこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
悪口をいう人の心理や特徴について知りたい方は、こちらの記事でも詳しく解説しています。
11.大変な仕事を押し付ける
保育士の人間関係が最悪になりやすい11こ目の理由は、『大変な仕事を押し付けること』です。
保育士の仕事は、子どもを保育することだけでなく、さまざまな仕事を行っています。
- 書類の作成
- 行事の準備
- 制作物の準備 など
これらの仕事は、皆で平等に負担するのが基本です。
しかし、
「新人だから or 若いから…。」
「勉強のために…。」
などと言って、大変な仕事を押し付けられるケースも多いです。
先輩保育士と新人(若い)保育士と比べると、
- 担当クラスを引っ張る立場(クラスの責任者)
- 後輩の指導 など
どうしても責任が重い立場になります。
ですが、だからといって、後輩保育士に仕事を押し付けて良い理由にはなりません。
大変な仕事を押し付けられた後輩保育士は、先輩保育士に対して、
- 悪いところしか目がいかなくなる
- 不信感を募らせてしまう
このような状態になりかねません。
人間関係にも悪影響ですよね。
こうした理由から『大変な仕事を押し付けること』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
12.自分のミスを認めたくない
保育士の人間関係が最悪になりやすい12こ目の理由は、『自分のミスを認めたくないこと』です。
子どもの保育をしている中で、
- 保護者から言われたこと(連絡事項)を忘れてしまった
- 保護者に伝えなければいけない連絡を忘れてしまった
- 子どもにケガをさせてしまった
など、保育士の不注意によってミスしてしまうこともあります。
特に子ども同士のトラブルで、咄嗟に対応しても間に合わず、ケガをさせてしまうことも多かったですね…。
子どもはもちろん、保護者にも申し訳なかったと反省するばかりでしたね…。
こうしたミスやトラブルが発生したときに、
- 「私は悪くない。」
- 「トラブル回避できなかったのは、あなたのせい。」
など、自分のミスを認めなかったり、人のせいにしたりする保育士も残念ながら多いです。
私もこうした経験をしたことがありますが、X(旧Twitter)をみてみると、似たような経験をしている方がいました。
やはりこうした状況では、保育士同士の人間関係はもちろん、子どもを保育する上でも悪影響しかありません。
こうした理由から『自分のミスを認めたくないこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
13.自分の価値観を押し付ける
保育士の人間関係が最悪になりやすい13こ目の理由は、『自分の価値観を押し付けること』です。
保育経験が浅いうちは、先輩保育士の姿をみるだけでなく、自分でも考えながら保育をしている人がほとんどです。
先輩の姿を参考にしたり、アドバイスをもらいながら、
- 自分らしい保育スタイルを見つけていく
- 保育士としてだけでなく、1人の社会人として成長する
あくまで個人的な考えですが、私はこうしたことが大切だと思っています。
しかし、自分で考えてやろうとしている後輩保育士に対して、
- 「なんのためにやるの?」
- 「そんなの、意味がない。」
- 「自分が新人のときは、こうだった!」
など、否定したり、誰かと比較するような発言をしたりするほか、自分の価値観を押し付ける(押し通す)先輩保育士もいます。
このような先輩保育士がいると、後輩保育士は
「何をやっても否定されたり、比べられたりするのではないか…?」
と思い、人間関係に悩んでしまうケースも少なくありません。
私が勤めていた保育園でも、こうした先輩保育士もいて、本当に怖かったですね…。
こうした理由から『自分の価値観を押し付けること』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
14.連絡事項を伝えない
保育士の人間関係が最悪になりやすい14こ目の理由は、『連絡事項を伝えないこと』です。
保育士は、保護者から連絡事項を聞き、クラスの保育士全員が把握した上で保育を行う必要があります。
子どもが安全に、健康に1日過ごすためにも、欠かすことができない業務の1つです。
しかし、連絡事項をしっかり把握した上で、保育を行う必要があるのにもかかわらず、連絡事項を伝えない園長や保育士もいます。
「本当にこんなことがあるの?」という状態ですが、実際に私もこうした経験があります。
経験豊富な保育士からみると、私にも至らない点も多かったと思いますが、だからといって連絡事項を伝えなくて良い理由になりません。
このような状況だったので、「人間関係が最悪すぎる…。」と感じながら仕事をしていました。
とにかく毎日、仕事に行くのが苦痛でしたね…。
こうした理由から『連絡事項を伝えないこと』は、保育士の人間関係が最悪になりやすい原因の1つといえます。
ここまでは、保育士として勤務した私の実体験から、保育士の人間関係が最悪になりやすい理由について紹介しました。
- 閉鎖的な空間
- 業務の負担に偏りがある
- 職員同士を比較する
- 職員を差別する
- 先輩保育士の言い方がきつい
- 先輩保育士のあたりが強い
- 相手の気持ちを考えられない
- 先輩保育士の指導方法が自分に合っていない
- 保育観が合わない
- 悪口をいう
- 大変な仕事を押し付ける
- 自分のミスを認めたくない
- 自分の価値観を押し付ける
- 連絡事項を伝えない
ここまで読んでみて、
「本当に保育士の人間関係って最悪なんだ…。」
このように感じた方も多いかもしれませんね。
私もきっと学生の立場だったら、このように感じていたことでしょう…。
保育士の人間関係が最悪と言われているのは、昔からずっとで今も変わっていません。
実際に保育士として勤務した私は、
- 保育士はこうした環境が当たり前と思っている経験豊富なベテラン保育士が多い
- 女性特有の人間関係の難しさ
この2つの理由が人間関係が最悪と言われ続けている原因ではないかと思っています。
保育士は、人間関係が最悪と言われていますが、それと同時に、『保育士は闇が深い』とも言われています。
保育士の闇が深いと言われている理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。
保育士が抱えている問題を1つひとつ解決し、1人でも多くの保育士が働きやすい環境で活躍できる職業になるのを願うばかりです。
保育士の人間関係が最悪だとどうなる?… 気づけばこんな状態に?!
「保育士の人間関係は最悪って聞くし、働いていけるかな…。」
「万が一、自分の職場で人間関係が最悪だった場合、どんなリスクがあるの…?」
保育士を辞める理由のトップが、職場の人間関係なので、余計不安に感じる人も多いですよね…。
もし、あなたが勤めた職場で、人間関係が最悪だった場合、気づけばこんな状態になってしまうかもしれません。
- 人間関係に疲れてしまう
- ミスが続いてしまう
- 人間不信に陥る
- 悩み抱え込んでしまう
- 良い保育をすることができなくなる
- 保育士の仕事から離れたいと感じる
- 精神疾患になるリスクも高まる
これらの7つのリスクは、保育士として勤務した私が実際に経験した内容です。
どういうことか、1つひとつ詳しくお話していきますね。
1.人間関係に疲れてしまう
保育士の人間関係が悪化すると、まず最初に現れるのが、『人間関係疲れ』です。
笑顔でいるのが辛くなり、心身ともに疲弊していく…。
そんな状態に陥ってしまうのです。
実際に私もありました。
保育園にいる間は、子どもたちが安全に楽しく過ごすことができるように保育するのが保育士の仕事です。
そのため、クラスの保育士たちと協力しながら保育を進める必要があります。
子どもたちが安全に過ごすことができること、保育士同士の協力できる関係性が1番理想ですよね。
しかし、保育士同士の人間関係が最悪だった場合、精神的なストレスがかかることは避けられません。
「これ以上、人間関係が悪化しないように気をつけないと…。」
と、気を遣ったり、
「先輩保育士の言い方がきついから、正直怖い…。」
など、人間関係の悩みがストレスになり、保育士同士の人間関係に疲れ切ってしまう可能性が高いです。
正直、私も子どもの保育よりも保育士同士の人間関係で疲れ切っていました…。
子どものことで悩むよりも、保育士の人間関係の悩みの方が大きかったですね…。
こうした理由から、保育士の人間関係が最悪だと『人間関係に疲れてしまうリスクがある』といえます。
2.ミスが続いてしまう
保育士の人間関係が悪化すると、集中力や注意力が散漫になり、ミスが増えてしまうことがあります。
人間関係の悪化は、保育士の心の余裕を奪い、それがミスに繋がるという悪循環を生み出します。
実際にあったエピソードを紹介しますね。
以前私が勤めていた保育園では、主任とベテラン保育士の対立でピリピリとした空気が漂っていました。
私は、他の保育士の顔色を伺いながら仕事をすることに疲弊し、些細なミスを繰り返すようになってしまいました。
子どもの持ち物を間違えて渡してしまったり、子ども同士のトラブルにすぐに対応できなかったり…。
「自分が気をつけていれば…。」と、自分の不注意さに情けなく、申し訳なかったですね…。
保育士も人間なので、ミスは避けられません。
しかし、人間関係が悪化すると、心に余裕がなくなり、ミスが増えやすくなるのは事実です。
ミスをしたら、
- なぜミスをしたのか
- ミスをしないためには、どうすればよかったのか
など、考え、次に活かすことが重要ですが、人間関係のストレスで冷静さを欠いてしまうこともあります。
私の場合も、ミスを繰り返す度に先輩保育士から叱責され、自己肯定感が下がり、さらにミスが増えるという悪循環に陥ってしまいました。
保育士の人間関係が悪化すると、
- 他の保育士の目を気にしすぎてしまう
- 頭で考えていることが行動に移せない
- 自分の気持ちに余裕がなくなってしまう
など、様々な要因が重なり、ミスを誘発してしまうのです。
笑顔で子どもたちと接する余裕もなく、保育士としての仕事を楽しむことができませんでした。
こうした理由から、保育士の人間関係が最悪だと『ミスが続いてしまうリスクがある』といえます。
3.人間不信に陥る
保育士の人間関係が悪化すると、特定の人だけでなく、周りの人すべてを信じられなくなることがあります。
人間不信に陥ると、孤立感を深め、仕事にも悪影響を及ぼす可能性が高いです。
私も職場の人間関係に悩んだことがきっかけで、周りの人すべてを信じられなくなってしまったことがあります。
私が勤めていた保育園は、保育士の人数が多く、人間関係が複雑化していました。
グループができたり、派閥争いがあったりと、まるでドラマのような世界でした。
私は、特定のグループに属さず、みんなと仲良くしようと心がけていましたが、そのせいで、様々な人から様々な人の悪口を聞かされる羽目になってしまったのです。
A先生はB先生のことを「あの人は仕事ができない」と陰口を叩き、C先生はD先生のことを「いつもニコニコしているけど、裏では人の悪口を言っている」と噂していました。
最初は、当たり障りのない言葉で返していましたが、あまりにも悪口が多いので、次第に私も聞き流すようしました。
しかし、悪口を聞いているうちに、私の心は次第に蝕まれていき、誰のことも信じられなくなってしまったのです。
ある日、私は休憩室で同僚たちと話していました。少し席を外し、戻ろうとしたとき、ドアの外から私の悪口が聞こえてきたのです。
「あの子、いつもニコニコして誰にでも優しい顔してるけど、裏ではきっと…。」
その言葉に、私は全身が凍りつくような衝撃を受けました。
信頼していた同僚から、陰で悪口を言われていたことに、深い悲しみと怒りを感じました。
この出来事がきっかけで、私は人間不信に陥ってしまいました。
「周りの人はみんな、自分のことを見て笑っているのではないか…。」
「誰も私の味方じゃない…。」
そう思うようになり、私は誰に対しても心を開けなくなってしまいました。
本当に辛かったですね…。
こうした理由から、保育士の人間関係が最悪だと『人間不信に陥るリスクがある』といえます。
4.悩みを抱え込んでしまう
保育士の人間関係が悪化すると、悩みを打ち明けられる相手がいなくなり、一人で抱え込んでしまうことがあります。
悩みを抱え込むと、ストレスをため込み、心身に悪影響を及ぼす可能性も高いので、危険です。
しかし、保育士として働いていると、様々な悩みがつきものです。
「自分の保育は間違っているのではないか」
「子どもの心を掴むためにはどうしたら良いのか」
など、悩みは尽きません。
私も、保育士として働き始めたばかりの頃は、
- クラスの子どもたちとうまく関係を築けているか
- 年齢に合った声かけができているか
毎日不安でした。
「この絵本でいいのかな…」「遊びの時間、子どもたちが飽きていないかな…」など、些細なことでも不安に感じていました。
ですが、先輩保育士に相談しようにも、人間関係が悪化しているため、怖くて質問することさえできませんでした。
「そんなことも分からないの?」
「自分で考えなさい」
などと冷たく言われるのではないかと、不安で仕方なかったんです。
そのため、疑問や不安があっても、一人で抱え込み、解決しようと試みるしかありませんでした。
しかし、経験不足の私には、自分の力で解決できる問題は限られており、不安や焦りは募るばかり…。
だんだん心も疲弊し、食欲もなくなり、眠れない日も増えました。
そして、笑顔で子どもたちと接することもできなくなり、保育士の仕事が辛いと感じるようになってしまいました。
あの時、信頼できる先輩や同僚がいたら、きっと一人で抱え込まずに済んだでしょう。
悩みを共有し、アドバイスをもらえたら、どれほど気持ちが楽になっただろうと思います。
悩みを共有し、アドバイスをもらえたら、どれほど気持ちが楽になっただろうと思います。
人間関係が良好な職場であれば、先輩保育士に相談し、経験談を共有したり、アドバイスをもらったりすることができます。
しかし、人間関係が悪化すると、相談しにくい雰囲気になり、悩みを抱え込んでしまうリスクが高まります。
悩みを1人で抱え込み、誰にも相談できない状態が続くと、精神的な負担は大きくなり、心身のバランスを崩してしまう可能性も高いです。
こうした理由から、保育士の人間関係が最悪だと『悩みを抱え込んでしまうことはリスクの1つ』といえます。
5.良い保育をすることができなくなる
保育士の人間関係が悪化すると、様々なリスクが生じます。
その中でも特に深刻なのが、子どもたちへの影響です。
精神的なストレスから、子どもたちへの接し方がぎこちなくなったり、保育の質が低下してしまうことがあります。
そうなると、当然「良い保育」を提供することは難しくなります。
ですが、そもそもの疑問として、「良い保育ってどんなことを指すの?」そう思われる方もいるかもしれませんね。
「良い保育とは何か?」という問いに、正確な答えはありません。
保育士1人ひとりが、自分なりの答えを見つけていくというのが正解なのではないかと思います。
実際に保育士としての経験がある私が考える『良い保育』は、下記の通りです。
- 子ども自身が「保育園は楽しいところ!」と感じることができること
- 自分自身も楽しみながら保育できること
- しっかり子どもと向き合うこと
- 子どもが持っている良いところを伸ばすこと
- 1人ひとりの子どもの成長を見極め、適切な支援・声かけを行うこと
- 保育士同士が連携しながら、保育を行うこと
これらの要素を常に意識しながら、子どもたち一人ひとりと向き合うようにしていました。
しかし、保育士同士の人間関係が最悪な場合、これらの「良い保育」を実践することが難しくなります。
私が勤めていた保育園では、人間関係が悪化し、職員同士の会話は必要な連絡事項も最低限だけでした。
そんなギスギスした雰囲気の中で、私は子どもたちと笑顔で接することができなくなってしまいました。
心の中では「子どもたちには関係のないことだから…」と自分に言い聞かせていましたが、どうしても周りの保育士の顔色が気になってしまい、自然な笑顔を見せることができませんでした。
また、保育士同士の連携が不足していたため、保育の内容が統一されず、子どもたちを混乱させてしまうこともありました。
ある保育士は厳しく叱る一方で、別の保育士は甘やかすなど、対応にばらつきがあったなど…。
このような状況では、子どもたちが安心して過ごせる環境を作ることはできません。
保育士同士の人間関係が悪化すると、保育の質が低下し、子どもたちの成長に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
私も実際に保育士同士の人間関係に悩み、自分が思う良い保育ができず、深く悩みました。
こうした理由から、保育士の人間関係が最悪だと『良い保育をすることができなくなることはリスクの1つ』といえます。
6.保育士の仕事から離れたいと感じる
保育士の人間関係が悪化すると、仕事へのモチベーションが低下し、保育士の仕事そのものから離れたいと感じてしまうことがあります。
保育士の仕事が忙しくて大変でも、人間関係が良好な場合は
「仕事に対してやりがいを感じる」
「子どもを保育することが楽しい」
と感じ、前向きに頑張ることができるという人は多いでしょう。
私も、人間関係が比較的良好だった職場で勤務したときは、毎日が充実していて、仕事に行くのが楽しみでした。
子どもたちの笑顔や成長を間近で見ることができ、保護者から感謝の言葉をいただけたときは、保育士になって本当に良かったと心から思えました。
しかし、保育士の人間関係が最悪な職場で勤務したときは、
「なんで、こんな環境で働いているんだろう…」
「こんなに大変で嫌な思いをするのなら、保育士の仕事から離れた場所で働きたい…」
このように感じたことが多かったです。
朝起きるたびに憂鬱な気持ちになり、仕事に行く足取りは重く、保育園の門をくぐるのが苦痛でした。
子どもたちの笑顔を見る余裕もなく、ただただ1日が終わるのを待つだけの日々。
周りの保育士たちは、いつも誰かの悪口や陰口を言っていたので、私も、陰で何を言われているのか分からず、常に不安な気持ちに…。
このような状態が続いたことから、心身ともに疲れ果て、私は次第に「もう、保育士を辞めたい…」と思うようになっていきました。
おそらく、職場の人間関係が原因で退職する人の多くは、私と同じような悩みに苦しみ、離職を決めた人なのだろうと推測します…。
こうした理由から、保育士の人間関係が最悪だと『保育士の仕事から離れたいと感じてしまうことはリスクの1つ』といえます。
7.精神疾患になるリスクも高まる
保育士の人間関係が最悪だと、精神疾患になるリスクも高まります。
保育士として働き続けるには、
- 仕事に対してやりがいを感じられるか
- 職場の人間関係
- 労働環境
この3つのバランスが重要です。
しかし、人間関係が悪化すると、このバランスが崩れ、心身に大きな負担がかかります。
「保育士同士の人間関係、最悪すぎる…。」
そう感じながらも、
「良好な人間関係を築けなかったのは、自分の責任」
「自分が弱いから」
などと、自分を責めてしまう人もいるかもしれません。
しかし、自分を責め続けても状況は改善しません。
むしろ、精神的なストレスをため込み、うつ病や適応障害などの精神疾患に陥ってしまう危険性があります。
実際に私も「人間関係が悪いのは、出来の悪い自分のせい」と責め続けた結果、適応障害を発症した過去があります。
朝になると、不安な気持ちが強く出て、布団から出るのも辛かったです。
食欲もなく、夜もなかなか寝付けませんでした。
適応障害と診断されたときは、「自分が悪いんじゃないんだ」と少しだけホッとした気持ちもありました。
しかし、同時に「こんなことで病気になってしまった自分はなんて弱いんだ…」と、自分を責めてしまう気持ちも消えませんでした。
精神疾患は、決して恥ずべきものではありません。
誰にでも起こりうるものです。
もし、あなたが人間関係の悪化で悩んでいるなら、1人で抱え込まずに、信頼できる人に相談したり、専門機関に助けを求めたりしてください。
あなたの心と体は、あなただけのものです。
どうか、無理をせず、ご自身の心身の健康を第一に考えてくださいね。
ここまでは、保育士の人間関係が最悪だとどうなるのか、考えられる7つのリスクについてお話ししました。
- 人間関係に疲れてしまう
- ミスが続いてしまう
- 人間不信に陥る
- 悩み抱え込んでしまう
- 良い保育をすることができなくなる
- 保育士の仕事から離れたいと感じる
- 精神疾患になるリスクも高まる
今、お話ししてきた1〜7は、実際に私が保育士の人間関係が最悪な職場で勤務したときに実際に起こったことです。
本記事を読んでくださっているあなたには、
「私と同じような辛い思いをしてほしくない」
「保育士同士の人間関係が最悪な場合、大きなリスクがあるということを知ってほしい」
と思い、お話ししました。
もちろん、保育士になったときに多少は人間関係で悩んでしまうこともあるかもしれません。
しかし、保育士の人間関係で悩みすぎてしまうと、今お話ししたような状態になってしまうリスクがあることを覚えていてほしいです。
これだけで変わる!保育士の人間関係改善5つのポイント
「保育士の人間関係って、本当に難しいんだなぁ…。」
「どうやったら、保育士でもうまく人間関係を築いていけばいいのかな…?」
「保育士の人間関係は難しい」と言われている中で、うまく人間関係を築くためには、どうしたら良いか悩みますよね。
そこで、保育士の良好な人間関係を築くための5つのコツを紹介します。
- しっかり挨拶をする
- 報連相を怠らない
- コミュニケーションを取るようにする
- 相手の立場を考えた行動・言動を行う
- 感謝の気持ちを忘れず相手に伝えること
なぜ、この5つが良好な人間関係を築くためのコツなのか、詳しくお話ししていきます。
1.しっかり挨拶をする
良好な人間関係を築くための1つ目のコツは、『しっかり挨拶をすること』です。
挨拶をすることは、社会人として基本です。
そのため、
- 出勤時には、「おはようございます。」
- 退勤時には、「お疲れ様です。お先に失礼します。」
など、笑顔でハキハキ挨拶することによって、信頼関係を築く一歩になります。
皆さんも、友人や知人から笑顔で挨拶されると、自然に笑顔になって、その後の会話も弾みますよね。
しかし、挨拶がない or 笑顔がなく、何を言っているかわからないような挨拶だった場合、
- 「挨拶もできないの?」
- 「社会人としてのマナーもわからないのかな?」
- 「挨拶ができない人」
と、印象が悪くなってしまう可能性が高いだけではなく、人間関係にも大きな影響を及ぼします。
挨拶ができる人とできない人を比べたら、どうしても挨拶できない人の方が印象は悪いと感じますよね。
そのため、相手の目をみて笑顔でハキハキとした挨拶をすることはとても大切なことです。
こうした理由から、しっかり挨拶することは良好な人間関係を築くためのコツといえます。
2.報連相を怠らない
良好な人間関係を築くための2つ目のコツは、『報連相を怠らないこと』です。
子どもを保育すること・保育以外の業務をスムーズに行うためには、『報告・連絡・相談』をしっかり行う必要があります。
どんなに小さいことでも『報告・連絡・相談』をすることで、
- 「しっかり仕事をしているな。」
- 「安心して仕事を任せられるな。」
と、周囲の人から評価してもらえる可能性が高いです。
周囲の人から信頼されて、良好な人間関係が築きやすくなるということですね。
しかし、報連相を怠ってしまうと、さまざまな影響を及ぼします。
- 子どもの保育
保護者からの伝達事項を伝えなかったために、適切な保育ができない - 保護者との関係
報告ミスが発生し、保育園に対して不信感を募らせてしまう - 保育士同士の関係
安心して仕事を任せられないと評価され、人間関係に影響が生じる
自分の評価が下がるだけでなく、多くの人に迷惑をかけてしまうリスクが非常に高いです。
正直、デメリットしかありませんね…。
そのため、報連相をしっかり行うことはとても大切なことであり、良好な人間関係を築くためのコツといえます。
3.コミュニケーションを取るようにする
良好な人間関係を築くための3つ目のコツは、『コミュニケーションを取るようにすること』です。
同じクラスの保育士でも、1人ひとりの考えや価値観、経験してきたことも異なります。
コミュニケーションを取ることで、相手のことを理解するのと同時に、相手にも自分のことを知ってもらうことができます。
そのため、
- どんな考え方を持っているのか
- どんな性格の人なのか
- 仕事をする上での得意なこと、苦手なことは何か
- 今までどんなことを経験してきたか
など、相手のことを知ることも大切です。
相手のことがわからないと、やはり信頼関係を築くことは難しいですよね。
もちろん、仕事をしている姿をみてわかる性格もあります。
しかし、コミュニケーションをしっかり取らないと、ちゃんと相手のことを理解することはできません。
相手のことを知るためにも、また自分のことを知ってもらうためにも、しっかりコミュニケーションが必要ということですね。
こうした理由から、良好な人間関係を築くためにコミュニケーションをしっかりとることは大切といえます。
4.相手の立場を考えた行動・言動を行う
良好な人間関係を築くための4つ目のコツは、『相手の気持ちを考えた行動・言動を行うこと』です。
やはり、相手の気持ちを無視した行動・言動は、人間関係が最悪になりやすい傾向があります。
友人関係でも相手の気持ちを考えない人とは、良好な人間関係を作ることはできないですよね。
保育士の人間関係も同じです。
子どもの保育は、自分1人でやるのではなく、皆で協力しながら行います。
相手のことを考えた行動・言動をすることで、子どもの保育はもちろん、そのほかの業務をスムーズに行うことができるようになります。
先輩保育士・後輩保育士問わず、みんなが思いやりの気持ちを持つことが大切ですね。
こうした理由から、良好な人間関係を築くために相手の気持ちを考えた行動・言動を行うことは大切といえます。
5.感謝の気持ちを忘れず相手に伝えること
良好な人間関係を築くための5つ目のコツは、『感謝の気持ちを忘れず相手に伝えること』です。
保育士の仕事は、1人でできることではありません。
何人もいる子どもたちを安全に保育することができるのは、周囲の保育士がいるから、フォローしてくれるからです。
だからこそ、周囲の人への感謝の気持ちを相手にしっかり伝えることは非常に大切です。
自分がしたことに対して感謝の気持ちを言われたら、嬉しいですし、「フォローしてよかった!」と思いますよね。
しかし、感謝の気持ちを忘れたり、きちんと相手に伝えなかったりすると、印象が悪くなる可能性が高いです。
- 「お礼も言えない人なの?」
- 「礼儀を知らないのかしら?」
このように感じてしまいますよね。
自分の気持ちを相手にしっかり伝えなければ、伝わりません。
しっかり感謝の気持ちを伝えることもコミュニケーションの1つなので、良好な人間関係を築きやすくしてくれます。
やはり人間関係が良好な人の特徴をみても、きちんと感謝の気持ちを持ち、伝えることができている人が多いですね。
こうした理由から、良好な人間関係を築くために感謝の気持ちを忘れず相手に伝えることは大切といえます。
ここまでは、保育士の良好な人間関係を築くための5つのコツについて、お話ししてきました。
- しっかり挨拶をする
- 報連相を怠らない
- コミュニケーションを取るようにする
- 相手の立場を考えた行動・言動を行う
- 感謝の気持ちを忘れず相手に伝えること
保育士は女性が多い職種なので、人間関係が複雑で難しいですが、今お話ししてきた内容は、社会人としてのマナーでもあります。
そのため、
- 挨拶をしない
- 報連相をしない
- コミュニケーションを取らない
- 相手の気持ちを考えず行動・言動をする
- 相手に対して感謝をしない・感謝の気持ちを伝えない
などすれば、保育士に限らず、その仕事に就いたとしても良好な人間関係を築くことはできません。
「社会人として、人としてどうなの?」と思ってしまいますよね。
そのため、良好な人間関係を築いていくためにも、今お話しした5つのポイントを頭に入れておいてくださいね。
保育士のストレス、どう解消する?5つの方法で心身をリフレッシュ!
「保育士の人間関係って、本当にストレスが溜まりそう…。」
「もし、保育士同士の人間関係がストレスになった場合、どうしたらいいんだろう…?」
人間関係の問題をうまく乗り越えられる方法があったら知りたいですよね。
そこで、私が保育士だったときにやっていたストレスの対処法を5つ紹介します。
- 自分の時間を作る
- 気心の知れた人と楽しい時間を過ごす
- 睡眠をしっかり取る
- 運動やストレッチをする
- 湯船に浸かる
この5つについて、詳しくお話ししますね。
1.自分の時間を作る
保育士の人間関係がストレスになったときの対処法の1つ目は、『自分の時間を作ること』です。
保育士は、業務の負担が大きいだけでなく、人間関係の悩みやストレスを抱えている人が多くいます。
そのため、短い時間でも自分の時間を作り、気分転換・リフレッシュすることが大切です。
「仕事がたくさんあって、自分の時間を作れない…!」
こういうときもありますよね。
そういうときは、好きなアーティストの曲を聴く or 歌う・ちょっといいスイーツを食べるでも良いと思います。
ある程度、自分の時間を確保できる時に、自分が楽しいと思えること、やりたいことをやる時間を作ってあげましょう。
状況に合わせて、自分がホッとできる時間を作ることが大切ということですね。
ですが、もし、自分の時間を作らず、ずっと仕事をしたり、考えてばかりいると、当然ストレス発散することができません。
そのため、ストレスを抱えたまま仕事をすることになり、だんだん精神的に辛くなるリスクが高いです。
良いことはありませんよね。
そのため、人間関係でストレスになったときは、自分の時間を作り、リフレッシュ・気分転換をしっかりすることが大切です。
2.気心の知れた人と楽しい時間を過ごす
保育士の人間関係がストレスになったときの対処法の2つ目は、『気心の知れた人と楽しい時間を過ごすこと』です。
お互いのことを理解している仲なので、気を遣わず話すことができますよね。
そのため、悩みを相談したり、グチを言い合ったりすることができるので、ストレス発散できる可能性が高いです。
私も信頼できる友人とランチに行って、お互い職場のグチを言い合ったり、買い物に出かけたりしてストレス発散をしていました。
「信頼できる友人の存在って、ありがたい」と感じましたね。
しかし、友人となかなか予定が合わないこともあるかもしれません…。
そうならないためにも、あらかじめ予定を決めておいて、友人と会える日を楽しみにしておくと良いでしょう。
楽しみがあると、「頑張ろう!」と思えますよね。
こうした理由から、人間関係でストレスになったときは、気心の知れた人と楽しい時間を過ごし、リフレッシュ・気分転換をすることが大切です。
3.睡眠をしっかり取る
保育士の人間関係がストレスになったときの対処法の3つ目は、『睡眠をしっかり取ること』です。
「睡眠は、身体を休めるだけでしょ?」と、思う人も多いかもしれません。
しかし、睡眠は心身のメンテナンスをしてくれています。
- 心身の修復や記憶の整理をしている
- 眠っている間に成長ホルモンを分泌し、疲れを取り、傷んだ部分を修復する
- 日中にみたことや学習したことを脳に定着させ、整理する
引用:社会保険出版社
人によっては、『寝たら嫌なことを忘れることができる』という人もいますよね。
私の友人にもいます。
もしかしたら、そういう方は睡眠をしっかり取ることで、心身の修復がちゃんとできている方なのかもしれませんね。
しかし、睡眠時間が足りていない場合、心身のバランスが追いつかず、疲れやストレスが溜まってしまう可能性が高いです。
疲れやストレスを溜めすぎてしまうと、冷静に仕事をしたり、判断することができなくなります。
そうすると、良い保育をすることはもちろん、自分自身にとってもよくありません。
睡眠の重要性を感じますよね。
こうした理由から、人間関係でストレスになったときは、睡眠をしっかり取ることが大切です。
4.運動やストレッチをする
保育士の人間関係がストレスになったときの対処法の4つ目は、『運動やストレッチをすること』です。
運動することで、2つの効果が期待できます。
- 交感神経が優位である時間が長くなるので、ポジティブになりやすい
- ストレスを解消させるためのホルモン(セロトニン※1 やエンドルフィン※2)分泌され、心を安定化させることが期待できる
参考文献:医療法人社団 平成医会
※1 セロトニンとは?
精神安定や安心感や平常心、頭の回転を良くして直観力を上げるなど、脳を活性に働かせる鍵となる脳内物質。
特にストレスに対しての効能があり、自らの体内で自然に生成されるもので精神安定剤とよく似た分子構造をしている。
※2 エンドルフィンとは?
痛みの緩和、免疫力向上やリラックス効果など、気分を良くするホルモン
しかし、なかには「運動苦手なんだけど…。」という方も多いかもしれないですね。
そのような方には、軽いウォーキングがおすすめです。
軽い運動でもストレスを解消させるためのホルモンが分泌されるので、ストレス解消を期待することができます。
ですが、「ウォーキングもちょっと…。」という方もいるかもしれませんね。
そういった方には、ストレッチがおすすめです。
ストレッチを行うことで、2つの効果が期待できます。
- 緊張した筋肉をほぐすことができる
- ストレスで乱れた自律神経を整える効果がある
引用:サントリーウエルネス
ストレッチなら、自宅で時間をかけずに気軽にできるので、ハードルは低いですよね。
しかし、運動やストレッチをせず、ストレスを溜めたままでは、
- 寝つきが悪い
- 眠りが浅い
- 夜中でも目が覚めてしまう
- 不眠症につながる
こうした症状が出てしまうリスクが高いので、自分の心身の健康にとってもよくありません。
適度に運動やストレッチをすることが大切です。
こうした理由から、人間関係でストレスになったときは、運動やストレッチをすると良いといえます。
5.湯船に浸かる
保育士の人間関係がストレスになったときの対処法の5つ目は、『湯船に浸かること』です。
湯船に浸かることが良い理由は、3つあります。
- 体温が上がることで副交感神経が活性化し、心身がリラックス状態になるから
- 水圧によってマッサージ効果を得ることができるから
- 浮力作用で体全体の緊張がほぐれるから
湯船に浸かることで心身がリラックス状態になるので、結果的にストレス解消に繋がるというわけです。
他にも、美容やダイエット効果も期待できるので、女性にとって嬉しいですよね。
しかし、
「湯船に浸かるといっても、お湯の量や温度はどのくらいがいいの?」
という疑問がありますね。
適切なお湯の量や温度でない場合、かえって疲れてしまうこともあるので、注意が必要です。
リラックス効果が期待できる入浴方法は、下記の通りです。
- お湯の温度→38〜40℃程度のぬるめ
- お湯の量→全身浴
- 浸かる時間→20〜30分ほど
引用:富士薬品
全身浴が苦手な方は、半身浴からスタートし、慣れてきたら少しずつお湯の量を増やすのが良いでしょう。
また、湯船に浸かるときには、自分の好きな入浴剤を使用したり、アロマや音楽を流したりすると、さらにリラックスできる可能性が高いです。
アロマを使うのが初めての方には、ラサーナ アロマ
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ラサーナ アロマの商品をおすすめするポイントは、4つあります。
- お風呂で利用できるアロマ商品の取り扱いがある
1.アロマバスソルト:5種類
2.アロマバスソルト(パウダータイプ):3種類・ギフトセット2種類
3.ハーブ&ソルト:6種類
4.ハーブアロマバス:6種類
5.和漢湯「やすらぎ便り」:粉末タイプ3種類・ティーバッグタイプ4種類
6.薬湯温浴:6種類 - お風呂以外で利用できるアロマ商品の取り扱いがある
1.アロマ ディフューザー
2.エッセンシャルオイル
3.アロマ柔軟剤 - ギフト包装が可能
(プレゼントの対応ができる) - 定期便を利用できる
(購入忘れを防げる)
お風呂で利用できるアロマ商品の種類が多いので、選ぶのも楽しくなりますよね。
湯船に浸かることで、リラックスすることができるので、ストレス解消に繋がります。
さらに、アロマグッズなどを利用すると、さらにリラックス効果を高めることが期待できるのでおすすめです。
ゆっくり湯船に浸かり、日々のストレスを癒すことができるはずです。
こうした理由から、人間関係でストレスになったときは、湯船に浸かると良いでしょう。
ここまでは、保育士の人間関係がストレスになったときの対処法として、5つ紹介しました。
- 自分の時間を作る
- 気心の知れた人と楽しい時間を過ごす
- 睡眠をしっかり取る
- 運動やストレッチをする
- 湯船に浸かる
保育士は女性が多い職種なので、「人間関係は大変…。」と感じることが多いのが現状です。
ストレスを溜めたままだと、自分も辛いだけでなく、良い保育をすることも難しくなります。
そのため、ストレスを解消することは、とても大切です。
本記事ではストレスの対処法として5つ紹介しましたが、もちろんストレス解消方法は1人ひとり異なります。
そのため、自分に合ったストレスの対処法はなにか、しっかり見つけることが大切です。
そうすることで、上手にストレスと向き合いながら、日々の仕事に取り組むことができるでしょう。
ストレスを溜め込まないように、自分に合った対処法を見つけてくださいね。
保育士の人間関係、改善は難しい?それでも続けるための3つの選択肢
「保育士の人間関係をよくしたいけど、どうしても改善されない…。」
「今後も働き続けるのは、ちょっとしんどいな…。」
残念ながら人間関係の問題は、自分が努力したからといって改善されるものではありません。
だからこそ、人間関係の悩みは尽きないんですよね…。
保育士の人間関係がどうしても改善されない場合どうするべきか、対処法を3つ紹介します。
- 仕事だからと割り切る
- 信頼できる人に相談する
- 転職を考える
それぞれについて、詳しくお話ししますね。
1.仕事だからと割り切る
保育士の人間関係が改善されないときの対処法の1つ目として、『仕事だからと割り切ること』です。
残念ながら保育士の人間関係で悩んでも、解決策を見つけることができないことが多くあります。
だからこそ、どうしたら良いのか悩んでしまうんですよね…。
しかし、「人間関係をよくしよう」と頑張ろうとするのではなく、「仕事上の付き合い」と考える(割り切る)ことがおすすめです。
「仕事上の付き合い」と考える(割り切る)ことで、4つのメリットがあります。
- 自分と他の人を必要以上に比べないようになる
- 自分の仕事に集中することができる
- プライベートも楽しめるようになる
- ストレスを感じにくくなる
私も「仕事上の付き合い」と割り切れるようになってから、人間関係で悩むことは少なくなりました。
ですが、いくら「仕事上の付き合い」と割り切ったとしても、ストレスを感じないというわけではありません。
ストレスを感じにくくなるだけで、ストレスは溜まります。
そのため、自分に合ったストレス発散方法をしっかり持っておくことは大切です。
こうした理由から、保育士の人間関係が改善されないときは、仕事だからと割り切ること・しっかりストレス発散方法を見つけておくことが大切といえます。
2.信頼できる人に相談する
保育士の人間関係が改善されないときの対処法の2つ目として、『信頼できる人に相談すること』です。
先ほど、『仕事だからと割り切ること』を紹介しました。
ですが、頭の中で「仕事だからと割り切るのが良い」と思いつつも、なかなかできない方も多いと思います。
私もそうでした。
そういう方は、家族や友達など、自分が信頼できる人に相談する・話を聞いてもらうと良いでしょう。
話を聞いてもらうことで、
- 安心感につながる
- 客観的な意見やアドバイスをもらうことができる
- 何に悩んでいるのか、困っているのかが整理される
など、こうしたメリットがあります。
自分の悩みや思いを話して理解してくれる人がいると、ホッとしますよね。
しかし、職場の人の場合は、話した内容が漏れる可能性があるので、かえって人間関係が悪化する可能性も高いです。
そのため、職場の人に相談する場合は、相手をしっかり見極める必要があります。
私も職場の人に相談した後に「大丈夫だったかな…。」と心配したこともありました。
職場の人間関係を考えると、職場以外の人に相談するのが安心と感じる人が多いかもしれませんね。
こうした理由から、保育士の人間関係が改善されないときは、信頼できる人に相談することが大切といえます。
3.転職を考える
保育士の人間関係が改善されないときの対処法の3つ目として、『転職を考えること』です。
人間関係が原因で転職ということに対して、「逃げているだけじゃないか…?」と、感じてしまう人もいるかも知れません。
私も人間関係で転職したときに、このようなことを感じました…。
しかし、人間関係で転職することは、自分を守るために必要なことです。
決して、逃げているわけではありません。
- 仕事だからと割り切れないくらい、人間関係が悪化している
- 職場に味方になってくれる人がいない
- 人間関係が複雑すぎて、修復困難
など、こうした場合は、その職場を退職することを前提に、転職に向けて動き出すのがおすすめです。
その職場でずっと勤務を続けてしまうと、『保育士の人間関係が最悪だとどうなる?… 気づけばこんな状態に?!』でお話ししたような状態になる可能性が高いです。
- 人間関係に疲れてしまう
- ミスが続いてしまう
- 人間不信に陥る
- 悩み抱え込んでしまう
- 良い保育をすることができなくなる
- 保育士の仕事から離れたいと感じる
- 精神疾患になるリスクも高まる
上記のようなことにならないために、逃げることも大切です。
しかし、仕事が決まっていない状態で退職することは、将来的にも不安が残りますよね…。
そんなときに活用していただきたいのが、保育士向けの転職エージェントです。
先ほど、転職エージェントをおすすめする理由を2つ紹介しました。
- 無料で利用することができる
- 人間関係が良好な求人情報の取り扱いがある
ですが、転職エージェントは、在職中でも利用することができます。
もちろん、転職エージェント側から勤務先に連絡がいくこともないので、安心して利用することができます。
保育士の人間関係は、一度こじれてしまうと、修復が難しいのが現状です。
そのため、保育士の人間関係が改善されないときは、転職を考える・転職に向けて動き始めることをおすすめします。
保育のお仕事 | 保育エイド | 保育バランス | |
---|---|---|---|
対応地域 | 全国 | 1都3県 ・東京都 ・神奈川県 ・埼玉県 ・千葉県 | 1都3県 ・東京都 ・神奈川県 ・埼玉県 ・千葉県 |
求人数 | 約50,000件 | 非公開 | 常時300〜350件 |
施設形態 | ・認可保育園 ・企業内保育 ・病院内保育 ・小規模保育 ・学童保育 | 非公開 | ・企業内保育 ・病院内保育 |
おすすめできる方 | ・一度にたくさんの求人をみて比較したい ・認可保育所以外の求人もみたい方 ・初めて転職する方 ・転職エージェントの利用が初めて | ・人間関係を1番優先させたい方 ・1都3県にお住まいの方 | ・子ども・保育士の人数が少ない環境で働きたい方 ・仕事もプライベートも充実させたい方・1都3県にお住まいの方 |
保育のお仕事 | 保育エイド | 保育バランス |
保育士の転職活動、成功の鍵はエージェントにあり!無料で理想の職場を見つけよう
「保育士になりたいけど、人間関係が不安すぎる…。」
「保育士の人間関係が良好な職場を見つけるにはどうしたらいいんだろう…。」
きっとここまでの話を聞いて、このように感じてしまった人も多いかもしれないですね。
そんなお悩みの方には、『転職エージェントの利用もおすすめ』しています。
なぜ、転職エージェントをおすすめしているのか、2つの理由があります。
- 無料で利用することができる
- 人間関係が良好な求人情報の取り扱いがある
この2つの理由について、詳しくお話ししますね。
1.無料で利用することができる
転職エージェントの利用をおすすめしている1つ目の理由は、『無料で利用することができるから』です。
「無料で利用することができるのはいいけど、何をしてくれるの?」
このような疑問がありますよね。
保育士向けの転職エージェントでは、
- 会員登録
- 電話やzoomなどでのヒアリング
(希望する保育園や抱えている悩みを聞き取り) - 求人情報の紹介
- 面接日の調整
- 面接の同行
(転職エージェントによっては、ない場合もあり) - 採用決定後の手続き
- 採用後のアフターフォロー
こうしたサービスを無料で受けることが可能です。
しかし、なぜ無料でここまでのサービスを受けることができるのでしょうか。
答えは2つあります。
- 転職エージェントの主な収入源は「求人企業からの報酬」だから
求人企業から人材紹介の依頼を受け、要件に合う求職者を紹介し、採用に至った場合、企業側から転職エージェントに成功報酬が支払われる仕組みとなっている - 職業安定法で定められているから
転職エージェントは「職業安定法」に基づき、「有料職業紹介事業」の許可を受けている
有料職業紹介事業者には事業運営にあたってさまざまな規制が課せられているが、その一つとして、「求職者から手数料を徴収することは原則禁止」とされている。(職業安定法第32条の3)
引用:リクルートエージェント
こうした2つの理由から、転職エージェントは費用がかかることなく、無料で利用することができます。
ただし、希望する保育園に面接や見学に行くための交通費は必要です。
交通費がかかることは仕方ありません…。
しかし、転職エージェントを無料で利用できることは嬉しいですよね。
こうした理由から、転職エージェントの利用をおすすめすることができます。
2.人間関係が良好な求人情報の取り扱いがある
転職エージェントの利用をおすすめしている2つ目の理由は、『人間関係が良好な求人情報の取り扱いがあるから』です。
自分で保育園を探すと、職場の雰囲気を知ることができるのは、園見学のみです。
たった1回の園見学だけで、職場の雰囲気を把握することは難しく、入職してから、
- 「こんなはずじゃなかった…。」
- 「人間関係が最悪すぎる…。」
と、感じてしまうケースもあります。
実際に私も、このような経験をしたうちの1人です。
やはり人間関係に悩み、その保育園で長く勤務することができませんでした。
最初にお話ししたように、保育士が離職する1番の原因は、『職場の人間関係』です。
転職エージェントでは、『職場の人間関係』という部分に注目し、
- 転職をサポートした入職者から、フィードバックを受けている
- 実際に担当者が保育園に出向いて、職場の雰囲気や設備をチェックしている
などして、人間関係が良好な求人情報のみを厳選し、利用者に紹介しています。
私も転職エージェントを利用した経験がありますが、人間関係が良好な保育園を紹介してもらうことができました。
こうした理由から、転職エージェントの利用をおすすめすることができます。
ここまでは、保育士の人間関係で悩んだら転職エージェントの利用もおすすめの理由を2つ紹介しました。
- 無料で利用することができる
- 人間関係が良好な求人情報の取り扱いがある
現在、少子化が叫ばれている状況ですが、共働きの家庭が増えていることから、保育園のニーズは高まっています。
しかし、その一方で、職場の人間関係に悩み、離職している保育士も多いのが現状です。
「保育士はやりたいけど、人間関係に不安…。」
このようなお悩みを持っている方は、ぜひ転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか?
転職エージェントを利用することで、人間関係が良好で、自分に合う職場を見つけられるかもしれませんよ。
おすすめの転職エージェント3選
良好な人間関係を探すなら、転職エージェントも良いのはわかっても、
「どの転職エージェントを利用すれば良いの?」
「いくつかの転職エージェントを比較して、検討したい!」
保育士の転職エージェントも数多くあるので、どれを利用すべきか悩みますよね。
そこで、人間関係が比較的良好な求人情報を取り扱っている転職エージェントを、3つ紹介します。
なぜ、この3つの転職エージェントをおすすめするのか、詳しくお話ししますね。
1.保育のお仕事
おすすめの転職エージェントの1つ目は、『保育のお仕事』です。
『保育のお仕事』をおすすめしたい理由は、3つあります。
- 保有している求人数が圧倒的に多い
(約50,000件) - 認可保育園以外の求人情報も扱っている
(企業内保育・病院内保育・小規模保育・学童保育) - サポート体制が充実しているため、初めての利用者でも安心
面接の日程調整
面接前のアドバイス
面接の同行
合否の連絡
退職手続き(現職で勤務していた場合)
引用:保育のお仕事
『保育のお仕事』が取り扱っている求人数は、他社の転職エージェントと比べても圧倒的に多いです。
他の転職エージェントでは、数百件〜多くても約20,000件に対し、保育のお仕事では、約50,000件です、
また、会員登録しないとみることができない『非公開求人』の取り扱いもあります。
求人数の取り扱いはダントツです。
そして、保育のお仕事では、上記に示した通り、サポート体制が充実しているため、
- 一度にたくさんの求人をみて比較したい
- 認可保育所以外の求人もみたい方
- 初めて転職する方
- 転職エージェントの利用が初めて
という方におすすめできる転職エージェントです。
実は私も『保育のお仕事』を利用したことがあります。
職場の人間関係で悩んでいたことなどを相談すると、比較的、人間関係が良好の保育園を紹介してもらいました。
今まで勤めた保育園でも、人間関係が良好だったので、利用して良かったと感じたのを、今でも覚えています。
そのため、求人数が多く、人間関係が良好の保育園の求人を取り扱っている保育のお仕事はおすすめできる転職エージェントの1つです。
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2.保育エイド
おすすめの転職エージェントの2つ目は、『保育エイド
『保育エイド』をおすすめする理由は、3つあります。
- 元保育士が転職をコーディネート(転職サポート)している
- 人間関係が良好な職場のみを厳選して紹介している
- 職場を紹介した保育士から現場の雰囲気や人間関係をフィードバックしてもらっている
実際に仕事を紹介した人から職場の雰囲気や人間関係をフィードバックしてもらっている転職エージェントは、なかなかありません。
ですが、こうした取り組みによって、利用者・保育エイド両者にとって、大きなメリットがあります。
- 利用者にとってのメリット
-
- 実際に働いている人の生の声が聞ける
→職場選びの参考になる - 自分が勤務している姿・想像がしやすい
- 実際に働いている人の生の声が聞ける
- 保育エイドにとってのメリット
-
- 紹介した人からのフィードバックで、本当に人間関係が良好かどうかを判断できる
→これから紹介する人にも自信を持って紹介できる材料になる
- 紹介した人からのフィードバックで、本当に人間関係が良好かどうかを判断できる
こうしたメリットがある一方、注意点もあります。
- 取り扱っている求人の地域が限定されている
(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県) - 取り扱い求人は、完全非公開
(会員登録しないと、求人情報をみることができない)
地域がかなり限定されていることは、多くの人にとってデメリットに感じやすいでしょう。
対応できる地域が限られていることは、デメリットと言わざるを得ません。
保育士の人間関係で悩む人は大勢いるので、取り扱い地域を増やしてほしいですね。
しかし、人間関係が良好の保育園のみを紹介している保育エイドはおすすめできる転職エージェントの1つです。
\保育エイドのホームページを確認!/
3.保育バランス
おすすめの転職エージェントの3つ目は、『保育バランス』です。
『保育バランス』をおすすめする理由は、2つあります。
- 企業内保育所・病院内保育所に特化している
小規模保育なので、子ども・保育士の人数も少ない - 仕事とプライベートの両立がしやすい
土日休み・残業なし・行事なしの求人が多い
保育バランスでは、企業内保育所・病院内保育所に特化しているため、認可保育園より子どもの定員数は圧倒的に少ないです。
また、保育バランスでは、土日休み・残業なし・行事なしの求人情報を常時300〜350件程度、取り扱っています。
そのため、下記のようなメリットがあります。
- 子どもの人数が少ない
ゆったりとした保育ができる - 保育士の人数が少ない
人間関係の悩みも少なくなる可能性がある - プライベートと仕事を両立しやすい
働きやすい
しかし、保育バランスも利用する上で、注意点があります。
- 取り扱っている求人の地域が限定されている
(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)
保育バランスと同様に、対応地域がかなり限定されていることは、デメリットに感じてしまいやすいでしょう。
しかし、子ども・保育園の規模が小さいので、認可保育所よりも人間関係が複雑化することは少ない可能性があります。
保育園の規模が小さい=保育士の人数少ないということです。
そのため、少ない人数でゆったりした環境で保育をしたいと考える方に、保育バランスはおすすめできる転職エージェントの1つです。
なお、保育バランスの口コミ・評判については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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ここまでは、おすすめの転職エージェントを3つ紹介しました。
保育のお仕事 | 保育エイド | 保育バランス | |
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対応地域 | 全国 | 1都3県 ・東京都 ・神奈川県 ・埼玉県 ・千葉県 | 1都3県 ・東京都 ・神奈川県 ・埼玉県 ・千葉県 |
求人数 | 約50,000件 | 非公開 | 常時300〜350件 |
施設形態 | ・認可保育園 ・企業内保育 ・病院内保育 ・小規模保育 ・学童保育 | 非公開 | ・企業内保育 ・病院内保育 |
おすすめできる方 | ・一度にたくさんの求人をみて比較したい ・認可保育所以外の求人もみたい方 ・初めて転職する方 ・転職エージェントの利用が初めて | ・人間関係を1番優先させたい方 ・1都3県にお住まいの方 | ・子ども・保育士の人数が少ない環境で働きたい方 ・仕事もプライベートも充実させたい方・1都3県にお住まいの方 |
保育のお仕事 | 保育エイド | 保育バランス |
本記事では、保育士の人間関係に重点を置き、おすすめできる3つの転職エージェントを紹介しました。
紹介した中でも1番おすすめできる転職エージェントは、対応地域が全国、求人数が圧倒的多い『保育のお仕事』です。
保育士はやりがいのある仕事ですが、人間関係で悩み、離職する人が多いのが現状にあります。
転職エージェントを利用し、少しでも多くの人が人間関係で悩まず、楽しみながら保育できる職場を見つけてもらいたいのが、私の願いです。
まとめ
この記事では、保育士の人間関係が最悪でリスクが高い理由と、人間関係の悩みにどう対処していくべきかについて、お話をしてきました。
保育士の人間関係が最悪になりやすい理由は、下記の通りです。
- 閉鎖的な空間で仕事をしているから
- 職員同士を比較したり、差別したりする人がいるから
- 先輩保育士の言い方やあたりがきついから
- 大変な仕事を押し付けたり、自分の価値を押し付けたりするなど、相手の気持ちを考えないから
いかがでしたか?
残念ながら、保育士の人間関係の難しさは、昔も今も変わっていません。
そのため、
「本当に保育士になって大丈夫なのか?」
「保育士を続けていけるのかが心配…。」
と、悩む人は多いですよね。
しかし、なかには人間関係が良好で、働きやすい保育園もあります。
保育士の人間関係が良好で働きやすい保育園を見つけるためには、
この4つが大切です。
保育士の人間関係について、不安なことがたくさんあることでしょう…。
しかし、保育士を目指している皆さんには、
「人間関係が良くて、この保育園に勤務してよかった!」
「保育士になってよかった!」
と思える職場を見つけてもらい、楽しく働くことができるのを願っています。