「子どもたちは好きだけど、このまま保育士を続けるのはしんどいな…」
「保育士の仕事は大変だし、もう二度とやりたくない!」
保育士の仕事って、意外としんどいですよね…。
「保育園では働きたくないけれど、子どもは好きだから、子どもと関われる仕事に転職したい!」
「一旦、保育から離れた場所で働きたい…。だけど、保育士以外のスキルがないから転職を躊躇っている」
こうしたお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、元保育士の経験がある私が二度と保育士をやりたくないと感じた理由や、保育士を辞めてよかったこと、保育士の経験を活かした異業種を8つ紹介します。
この記事を読んでいただくことで、保育士を二度とやりたくない(離職率が高い)理由や、保育士は保育園以外にも働くことができる職業ということがわかっていただけるかと思います。
保育士の資格を活かして転職したい方も、一旦保育から離れて転職したい方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【実体験】保育士を二度とやりたくない9つの理由!
保育士として働いている人が、なぜ「二度と保育士をやりたくない」と感じてしまうのか、その原因の大半は、職場の人間関係が原因です。
私も保育士として5年間働きましたが、職場の人間関係が原因で、保育士を離職しました。
厚生労働省は、過去に保育士として勤務した人が退職した理由について、調査結果を公表しています。
他にも、給料や仕事内容、労働時間が上位を占めていることから、職場の人間関係だけではなく、保育士の労働環境も大きな原因があることがわかりますね。
実際に保育士として働いていた私が「保育士を二度とやりたくない」と感じてしまった理由は、9つあります。
- 職場の人間関係
- 給料が少なすぎる
- 有給や希望休が通りにくい
- サービス残業が常態化
- 持ち帰り仕事が当たり前
- 心身の疲れが取れない
- 肩こりに悩まされる
- 勤務のローテーションが大変
- 保護者対応の難しさ
これら理由について、実際にあったエピソードを交えながら、詳しくお話ししていきますね。
1.職場の人間関係
保育士の皆さんの中には、「人間関係で疲れてしまった…。」という方、結構多いのではないでしょうか?
先ほどの写真でもあったように、保育士が離職する1番の原因は、職場の人間関係がトップです。
私も保育者同士の人間関係で、ずいぶん悩みました…。
保育園によっては男性保育士もいますが、まだまだ圧倒的に女性が多いのが現状です。
女性が多い職場のメリットとして、
一方で、女性が多い職場のデメリットとして、
女性が多い職場もメリットが大きいですが、一歩間違えてしまうと人間関係が大変になり、結果的に退職に追い込まれるケースも数多くあります。
女性の職場だからこそ、こうした複雑な人間関係が生まれ、働きづらくなっているのかもしれませんね…。
職場内で悪口を言われていて、悩んでいる方には、こちらの記事もおすすめです。
上記の記事では、悪口を言われた時の対処法を詳しく解説しています。
2.給料が少なすぎる
私が保育士だった時の給料は、下記の通りです。
上記の給料は、常勤保育士をしていた2015年の時の給料で、健康保険料や年金だけでなく、給食費・親睦費などが給料天引きされていました。
元々の給料が低いのに、4万円も天引きされていて、給料明細を見るたびに悲しかったです…。
2022年の保育士の平均年収と一般的な企業の平均年収は、どのくらい給料の差があるのか、年齢別にまとめました。
年齢 | 月給 | 保育士の平均年収 | 一般企業の平均年収 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 22万3,600円 | 315万7300円 | 269万円 |
25~29歳 | 24万2800円 | 359万8200円 | 371万円 |
30~34歳 | 25万2500円 | 369万6400円 | 413万円 |
35~39歳 | 26万6100円 | 395万7400円 | 449万円 |
40~44歳 | 29万2700円 | 436万7300円 | 480万円 |
45~49歳 | 27万4900円 | 418万5200円 | 504万円 |
50~54歳 | 28万400円 | 416万5500円 | 520万円 |
55~59歳 | 28万2800円 | 410万3100円 | 529万円 |
参照:保育士バンク!
私が働いていたときの年収(280万円)と比べると、現在の平均年収は、少しずつ改善されているようです。
ですが、一般企業と比べてみると、保育士の年収がかなり低いことは明らかですね…。
他業種と比べると年収が明らかに低いので、「お給料がもっと高い業種を選んでおけば良かったな…。」と、後悔していたことが多くありました…。
3.有給や希望休が通りにくい
少しずつ給料面は改善されているものの、依然として保育士不足は解決されておらず、結構ギリギリの体制で運営している保育園も多いです。
そのため、事前に有給や希望休を申請しても、
などの理由から、有給や休みの希望が通らないことが多くありました。
特にお子さんがいる常勤保育士さんは、本当に大変そうでしたね…。
私が保育士として働いていた当時は、未婚で実家暮らしでしたが、こうした現実を間近でみて
「結婚したら保育士は続けられないなぁ…。」
と、このように感じていました。
保育士は、人手不足が深刻化しているため、1人職員が休むだけで回らなくなります。
なぜ、そのような状態になっているのか、その原因について、下記の記事で詳しく解説しています。
4.サービス残業が常態化
一般企業の会社では、労働時間が厳しく管理され、残業代もしっかり支給されています。
ですが、私は保育士として働いていた5年間、1度も残業代が支給されたことはありません。
X(旧Twitter)でも、「保育士で働いていても残業代が出ていない」と投稿している方もいました。
保育士に残業代が出ない理由は、
つまり、勤務が終了してから書類の作成したり、行事の準備等したりするために残って仕事をしても、残業時間として一切カウントされていない=『サービス残業』です。
会社員の夫やパート先の同僚に話すと、もれなく全員に驚かれます。
こうした現状になので、「保育士を続けることは嫌」と、多くの方は感じますよね。
5.持ち帰り仕事が当たり前
昔から保育士は、『子どもたちと遊んでいるだけ』と思われることが多いですが、実はやることはたくさんあります。
私が保育士だったときに、子どもを保育する以外に行っていた業務を、表にしてまとめました。
仕事 | 仕事内容 | 作業頻度 |
---|---|---|
日案 | その日のクラス(子ども)の様子を記録する | 毎日 |
月案 | 1ヶ月単位でのクラス目標を立てる | 毎月 |
週案 | 月案に基づいて、1週間単位で何の活動をするのか、予定を決める | 毎週 |
児童表 | 一人ひとりの子どもの成長を記録する | 1ヶ月に1度 |
クラスだより | 毎月発行するクラスだよりの作成 | 毎月 |
製作物の準備 | 保育室の壁面飾りや、活動で必要な製作物の準備 | 保育室の壁面飾りは毎月 製作物は、その都度 |
行事の準備 | 運動会やお遊戯会、夕涼み会などの行事の準備 | 行事のたび |
それぞれの書類は、記入する内容も詳細に記載するように指導されていたので、1枚の書類を書き上げるのに時間がかかります。
また、基本的に書類は、子どもの個人情報も含まれるため、園外に持ち出すことは当然禁止なので、自分の勤務時間が終わってから、
- 保育園では、園外で作業することが許されない書類の作成
- 自宅では、製作物や行事の準備
このような形で、なんとか業務をこなしていました。
私はこうした経験から、
「なんで家に帰ってまでこんなに仕事しているんだろう…。」
「もう保育士はやりたくないな…。」
と、このように感じていました。
6.心身の疲れが取れない
保育士の仕事は、保育以外の業務がとても多く、職場でも自宅でも、休日でも常に仕事しないと間に合いません。
仕事漬けの生活で心身の疲れが取れず、精神的にも体力的にも本当に辛かったです…。
私が保育士だった時の日勤(8:30〜17:00)のスケジュールと、休日を書き出してみました。
<平日>※日勤の場合 | <休日> |
---|---|
6:00 起床 7:40 自宅出発 8:10 保育園到着 8:30 勤務開始 17:00 勤務終了・残業 20:00 保育園出発 20:20 自宅到着 22:30 作業開始 1:00 作業終了 1:30 睡眠 | 7:30 起床 9:00 作業開始 12:00 休憩 15:00 作業再開 18:00 作業終了 19:00 休憩 22:00 睡眠 |
もちろん、早番勤務・遅番勤務があるので、必ずしも上記のスケジュールになるということではありません。
ですが、休日も何かしらの仕事をしていたので、リフレッシュしたり、疲れを癒したりする時間もなく、本当に辛かったですね…。
7.肩こりに悩まされる
私が保育士として働いていた5年間の中で、主に0・1歳児を担当してしましたが、おんぶする機会が多く、常に肩こりに悩まされていました。
おんぶをした状態で1時間の散歩をしたときもありましたが、さすがに肩が痛くなり、非常に辛かったですね…。
子どもの月齢や個人差はもちろんありますが、平均的な1歳児の体重でも8〜11kgほどあります。
そのため0〜1歳とはいえ、長時間おんぶをしていたら肩に負担がかかるのは当たり前ですよね…。
8.勤務のローテーションが大変
保育園の多くは、朝7:00〜夜19:00もしくは、20:00まで開園しているので、職員は早番・日勤・遅番のローテーションが取られていることがほとんどです。
そのため、翌日の勤務時間を確認した上で、「何時までにどの作業を行い、いかに睡眠時間を確保するか」ということも常に考えていました。
遅番の勤務をした翌日に早番勤務だったときは、辛かったですね。
さらに、保育園は土曜日も開園しているため、週6日の勤務になることもあります。
土曜日に出勤した分、平日休みが取ることができれば良いですが、認可保育園・認定保育室ともに、平日休みはありませんでした。
1度だけですが、平日休みがない状態で土曜保育を3週間連続で勤務したときがあり、本当にしんどかったです…。
このように、毎日の勤務時間が変わったり、週6日の勤務をこなしたりする必要があるため、体力面でもかなりハードで大変でした。
9.保護者対応の難しさ
保護者にとって、
- 子どもが1日どんなことをして過ごしたのか
- 体調の変化や友達との関わり
など、保育園での生活は気になるものです。
だからこそ、保護者に保育園での様子をしっかり伝える必要があります。
しかし、保育園で1日過ごしている中で、
『友達にケガをさせてしまった』
『遊んでいる時に転んでしまい、ケガをしてしまった』
など、思わぬアクシデントもあります。
こういったアクシデントの際に、正直に保護者にお伝えすることは当然ですが、言葉をしっかり選んで発言しなければ、不信感を招いてしまうことになりかねません。
そうすると、保護者との連携がうまくいかなくなり、子どもに適した保育を行うことができなくなります。
もちろん、このようなことが起きると、1番被害を受けるのは子どもです。
そのため、しっかり保護者対応も手を抜かずに行っていましたが、気を使うことが多く、常に疲れていましたね…。
ここまでは、私が実際に保育士として働いていた中で、二度とやりたくないと感じた9つの理由をお話しました。
- 保育者同士の人間関係
- 給料が少なすぎる
- 有給や希望休が通りにくい
- サービス残業が常態化
- 持ち帰り仕事が当たり前
- 心身の疲れが取れない
- 肩こりに悩まされる
- 勤務のローテーションが大変
- 保護者対応の難しさ
保育士はやりがいのある仕事ではありますが、労働時間や給料面の待遇の低さに加え、保育者間の人間関係など、非常に大変なことが多いのが現状です。
そのため、「保育士の働き方は、ブラックすぎる…。」このように何度も思うことが多くありました。
こちらの記事でも、保育士の働き方や職場選びに失敗しないポイントなど、詳しく紹介しています。
未来ある子どもたちのためにも、国や自治体などが保育現場の実態を知り、保育士の待遇や労働面を改善してほしいと願うばかりです。
【実感】保育士を辞めてよかった5つの理由
夢だった保育士なったものの、職場の人間関係や給料・労働などの面から、保育士を離職し、現在は、接客業の時短パートをしながら、ブロガーとして活動しています。
保育士を辞めた直後は、「なんでもっと頑張ることができなかったんだろう…。」と後悔することもありましたが、「保育士を辞めてよかったな」と感じるところもあります。
私が保育士を辞めて良かったと感じているところは、下記の通りです。
- 肩こりが改善された
- 長時間労働から解放された
- プライベートが充実した
- 疲れが取りやすくなった
- 人間関係が楽と感じた
なぜ、この5つの理由が「保育士を辞めて良かった」と感じているのか、詳しくお話ししたいと思います。
1.肩こりが改善された
「保育士を辞めてよかった」と感じる1つ目の理由は、『肩こりが改善されたこと』です。
先ほどもお話しした通り、私が保育士をしているときは、常に子どもをおんぶしていることが多かったため、肩こりに悩まされていました。
マッサージをしても、肩の力を抜くようにしても、常に肩が張っていたので、非常に辛かったです…。
保育士を辞めてからは、おんぶすることは一切ないため、肩こりが改善されました。
肩こりが改善されたことで、「肩に相当な負担がかかっていたんだ」と実感しましたね。
2.長時間労働から解放された
「保育士を辞めてよかった」と感じる2つ目の理由は、『長時間労働から解放されたこと』です。
保育士の勤務時間は、あくまで子どもを保育する時間なので、書類の作成や製作物や行事の準備はサービス残業でした。
今思えば、常に仕事に追われていて、大変な生活だったなと思います…。
ですが、私は保育士を離職し、接客業の仕事(パート)に従事していますが、基本的に残業はなく、持ち帰りの仕事もありません。
ですが、時々、
「次の〇〇日、出勤できる?」
と、聞かれることや、時間で退勤できずに残業になることもありますが、きちんと働いた分、給与としていただくことができています。
保育士のときは、長時間労働・サービス残業が当たり前だったので、残業代ももらえることに、思わず感動しましたね。
3.プライベートが充実した
「保育士を辞めてよかった」と感じる3つ目の理由は、『プライベートが充実したこと』です。
保育士をしているときは、週5日もしくは6日の勤務をこなし、自宅でも仕事をしていた生活を送っていたため、自分の時間を作ることが難しく、1日予定が空けることも難しかったです。
なんとか時間を空けるために、早起きしたり、作業を前倒したりして、調整していました。
ですが、保育士を離職してからは、1日の勤務を終え帰宅してからの時間は、自分の自由時間を過ごすことができています。
そのため、自分の好きなことができたり、友達と出かけることもできるようになったりするなど、プライベートが充実していると実感しています。
4.疲れが取りやすくなった
「保育士を辞めてよかった」と感じる4つ目の理由は、『疲れが取りやすくなったこと』です。
保育士は、週5日もしくは6日の勤務に加え、残業や自宅に持ち帰って仕事をこなす生活を送っているので、当然リフレッシュすることができず、疲れは溜まっていく一方です。
保育士をしていた当時から夫と交際していましたが、「いつも疲れそうで心配だった。」と言われていました。
保育士を離職した後、接客業のパートとして勤務していますが、もちろん忙しい時間帯・大型連休などの時期は大変に感じることもあります。
ですが、勤務が終われば自分の時間を取ることができるので、プライベートやリフレッシュする時間が確保することができます。
そのため、疲れを常に溜めるのではなく、その日のうちに疲れが取れるようになったので、離職してよかったと思っています。
5.人間関係が楽と感じた
「保育士を辞めてよかった」と感じる5つ目の理由は、『人間関係が楽と感じた』です。
どの職場でも『人間関係の悩み』はつきものです…。
仕事をする以上は、最低限の人間関係が生じるのは、仕方ないことではありますよね。
ですが幸いなことに、私が勤めた接客業のパート先は、困ったことがあったらすぐに相談できる環境でした。
そのため、多少人間関係で悩んだとしても、
「あの時(保育士)と比べたら、耐えられる!」
と、感じることができました。
保育士のときは辛かったですが、人間関係で苦労してきた分、楽に感じたのかもしれません。
ここまで、保育士を辞めて良かったと感じる5つの理由についてお話ししてきました。
- 肩こりが改善された
- 長時間労働から解放された
- プライベートが充実した
- 疲れが取りやすくなった
- 人間関係が楽と感じた
保育士として働いていた頃は、長時間勤務や持ち帰りの仕事は当たり前で、プライベートや疲れを取る時間が取れず、精神的にも、肉体的にも疲れ切っていました。
ですが、保育士を離れたことで、労働や人間関係などの問題が解決されただけではなく、今までになかった自分の心にゆとりを持って生活することができています。
私の場合は、保育士を離れたときのデメリットよりも、メリットの方が大きかったので、結果的に保育士を離れて良かったと感じています。
今現在、保育士を離職しようか悩んでいる方がいたら、『自分にとって保育士を続けることのメリットとデメリットは何か』、いくつかあげて考えてみてください。
そうすると、自ずと答えが見えてくるかもしれません。
保育士の経験を活かせるおすすめの異業種8選!
「保育園では勤務したくないけど、子どもと関わることができる仕事に就きたい!」
せっかく保育士の資格も経験もあるから、今までのスキルを活かして仕事したいですよね。
実は、保育士が活躍できる仕事は、保育園以外にもたくさんあります!
- 企業内保育所
- 病院内保育所
- 学童保育
- ベビーシッター
- 保育ママ
- 子ども用品の販売員
- テーマパークのスタッフ
- 写真館のスタッフ
1つひとつの仕事について、解説していきます!
1.企業内保育所
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の1つ目は、『企業内保育所』です。
企業のオフィス内や近隣に設けられた保育所や託児施設のこと
共働きの家庭が多くなっている一方で、「保育園に入れないから復帰ができない」という声が相次ぎ、企業内保育所を設置している会社が増えています。
一見、「保育園と何が違うの?」と思ってしまいますが、企業内保育所に通う子どもの人数が異なります。
企業内保育所で勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
土日休みが期待できる 少人数保育でじっくり子どもと向き合える 一般園に比べると業務負担が少ない 保護者が身近にいる | 給与が景気に左右されやすい やや物足りない場合がある |
企業内保育園の場合は、その企業に勤めている社員と子どもを対象にしているため、保育園よりも定員数が少ない傾向があります。
そのため、保育園に近い形で、でもより家庭的な環境で子どもと関わりたい、保育をしたいという方におすすめです!
また、土日休みの企業が多いため、必然的に保育所も休みになることが期待されます。
少人数保育でじっくり子どもと向き合いたい方・土日休みを希望している方にはぴったりの職場ですね。
その一方で、給与が景気に左右されやすいデメリットや、認可保育園と比べると、行事が少ないため、物足りなさを感じてしまうことも考えられます。
企業内保育所のメリット・デメリットを踏まえた上で、
- 少人数で子どもの保育をしたい人
- 土日休みを希望したい人
このような方におすすめです!
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- 事業所内保育所(病院・企業内の保育所)への転職支援に特化
- 常時300〜350件程度の事業所内保育所の求人がある
- ひとりのコーディネーターが企業側・求職者側それぞれの担当いるため、 求職者の希望と企業側の人材ニーズとのミスマッチを防いでいる
<注意>東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県のみの取り扱い
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登録は無料ですることができ、担当がしっかりサポートしてくれるので、安心できるサービスです。
保育バランスの気になる口コミや登録方法、利用するメリット・デメリットなど、こちらの記事でも詳しく解説しています。
病院内保育所の求人は新聞広告に掲載されていることはほとんど見かけないため、自分で求人見つけられないことが多いのが現状です。
ですが、保育バランスを利用すれば企業内保育所の求人の情報を多く取り扱っているため、自分に合った職場を見つけることができるかもしれません。
そのため、「企業内保育園で勤務したい!」という方におすすめです!
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2.病院内保育所
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の2つ目は、『病院内保育所』です。
病院で勤めている職員の子どもを対象にした保育所や託児施設のこと
私も病院内保育所に勤務した経験があります。
病院には、多くのママさん看護師も働いているため、規模の大きい病院の場合、病院内保育所が設置されていることが多いです。
病院内保育所で勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
少人数保育でじっくり子どもと向き合える 一般園に比べると業務負担が少ない 保護者が身近にいる | 夜勤がある 変則的な勤務がある 省スペースなので、やりたい保育ができない可能性がある |
企業内保育所と同じで、病院で勤務する職員の子どもを預かる施設なので、少人数保育です。
企業内保育所と大きく異なることは、夜勤が発生することです。
クリニックでの病院内保育所の場合は、夜勤業務はない可能性が高いですが、入院施設が整っている病院は、夜勤業務が発生する可能性が十分考えられます。
こうした病院内保育所のメリット・デメリットを踏まえた上で、下記のような方におすすめします。
- 少人数で子どもの保育をしたい人
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3.学童保育
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の3つ目は、『学童保育』です。
保護者が日中に家庭にいない小学生の児童に、授業の終了後に適切な遊びや生活の場を提供し、児童の健全な育成を守る保育事業
共働き家庭が増加しているため、学童保育に入れないケースもあり、X(旧Twitter)では、『#学童落ちた』がトレンド入りしたこともありました。
次年度の学童保育に落ちてしまい、困っている投稿が見受けられています。
最近では、共働きしている家庭が多いため、学童保育は働くママやパパにとって、なくてはならないサービスになっていることがわかります。
学童保育で勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
メリハリを持って働くことができる 自分のライフスタイルに合わせて働くことができる 持ち帰りの仕事がない パートでも勤務可能 | 体力勝負 トラブルが起きた時の対応が大変になることも 土曜日も出勤の可能性がある |
学童保育のメリットとして、メリハリを持って働けること、自分のライフスタイルに合わせて働くことが可能ですが、子どもたちと遊んでも負けない『体力が必須条件』になります。
小学生にも負けない体力をつけて、体調管理をしっかりすることが大切ですね。
学童保育のメリット・デメリットを踏まえた上で、
- メリハリを持って勤務したい人
- 体力に自信がある人
- 土曜日の勤務ができる人
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はじめての学童指導員を利用すると、下記のサービスを受けることができます。
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4.ベビーシッター
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の4つ目は、『ベビーシッター』です。
子どもの安全を第一に考え、食事や遊び・コミュニケーションを通じて子どもたちを成長させるスペシャリスト
共働き家庭が多くなってきている一方で、待機児童が問題視されている現在の日本。
保育のニーズが高まっており、ベビーシッターの需要性も高まっています。
ベビーシッターで勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
一人ひとりの子どもとしっかり向き合うことができる 自分のライフスタイルに合わせて働くことができる 資格がなくてもベビーシッターになることができる | 正社員の求人がほぼない 人見知りの子どもの場合、対応が大変になる可能性も |
子育て支援の中で、『ベビーシッター』という言葉は聞いても、具体的な条件について分からない方もいらっしゃると思います。
具体的な仕事内容や勤務体制など、下記の表にまとめました。
保育する場所 | 利用者の自宅 利用者から指定された場所 |
---|---|
保育する人数 | 1〜2人 |
対象年齢 | 0歳〜12歳 |
仕事内容 | 子どもの身の回りのお世話や遊び相手 利用者からの依頼内容に応じたサービスを提供 ※保育園や幼稚園の送り迎えや家事代行サービスを行う場合もあり |
雇用形態 | アルバイト・パート・派遣 |
給料 | 時給制が一般的 (相場は、1,000〜1,500円程度) |
対象年齢は0〜12歳と幅広いですが、子どもとしっかり向き合えることがメリットとして挙げることができます。
ですが、その一方で、正社員の求人がほとんどないため、非正規雇用で働く可能性がとても高いです。
そのため、正社員で働きたい方にはおすすめすることが出来ません。
こうしたベビーシッターのメリット・デメリットを踏まえた上で、
- アルバイトやパート、派遣で働きたい人
- 少人数の保育をしたい人
- 認可保育園よりも、より家庭に近い保育を行いたい人
このような方におすすめです!
5.保育ママ
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の5つ目は、『保育ママ』です。
自治体の認定のもと許可された小規模の保育園形態のこと
※家庭福祉員・家庭的保育者と呼ばれることもある
保育ママもベビーシッターと同様に、共働き家族が増加していることから、保育のニーズが高まっている職業の1つです。
保育ママで勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
少人数の保育ができる 自分が理想とする保育を実現することができる 自宅で働くことができる 自治体からのサポートを受けることができる | 誰でも保育ママになれるわけではない 開業する手続きが大変 保育施設の確保が必要 保育者の体調不良に備える必要がある 経営者としての力も必要 |
ベビーシッターと似ているようで、メリットとデメリットをみると、全然異なることがわかります。
そこで、保育ママの具体的な仕事内容や勤務体制など、下記の表にまとめました。
保育する場所 | 保育者の自宅 |
---|---|
保育する人数 | 3人まで ※保育補助を雇った場合は、最大5名まで可能 |
対象年齢 | 0歳〜2歳 |
仕事内容 | 保護者の就労時間に合わせた保育の提供 身の回りの世話や一人ひとりの発達に応じた保育を行う |
雇用形態 | 自分が事業主になる |
給料 | 月収30万円程度が相場 ※預かる子どもが少ないと少なくなる可能性がある |
保育ママは、会社に勤めて働くのではなく、自分自身が事業主となるため、
- 経営面の知識
- 市町村で定められた条件を満たす
この2つの条件をクリアした方ではないと働くことができません。
東京都江戸川区の場合、下記の5つの条件が明記されていました。
次の1から5のすべてに該当し、愛情深く保育ができる方
- 乳児を育てた経験のある方、または保育士・幼稚園教諭・助産師・保健師・看護師の資格がある方
- 健康な25歳~概ね60歳までの女性
- 日曜・祝日を除く、毎日午前7時30分から午後6時までの保育が可能な方
- 保育室として6畳相当の部屋を確保できる方
- 就学前のお子さんがいない方
(注)健康診断や施設調査、区の研修をすべて終了した上で、保育ママとして認定可能かどうかを判断しています。
引用:東京都江戸川区
保育ママは、経営面の問題や市町村の条件に満たす必要があるため、少しハードルが高いと感じる方がほとんどでしょう。
ですが、保育経験を活かし、自分の事業を立ち上げたい方は、保育ママはピッタリの職業といえそうです。
こうした保育ママのメリット・デメリットを踏まえた上で、
- 個人事業主として開業をしたい人
- 少人数で、家庭的な保育をしたい人
- 自分の理想とする保育を現実にしたい人
- 経営面の知識を持っている人
このような方におすすめです!
6.子ども用品の販売員
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の6つ目は、『子ども用品の販売員』です。
子どもの洋服や日用品など、子どもに関するさまざまな商品を取り扱っている店舗の販売員
いわゆる、『アパレル企業』の転職ということですね。
現在、子ども用品を取り扱っている大手企業は、下記の通りです。
- アカチャンホンポ
- 西松屋
- バースディ
- ベビザラス
- トイザらス
など
子どもがいるご家庭では、利用したことがある人がほとんどではないでしょうか?
子ども用品の販売員で勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
子どもと触れ合うことができる 感謝されることが多い 社割を利用できる可能性がある | クリスマスなど、季節によっては忙しい 子どもだけでなく、大人の対応も求められる 新しく覚える仕事が多い 店舗によっては、人員不足で大変 |
決まった子どもと関わりを深めることはできませんが、子どもがいる環境で仕事をしたいという方には、ピッタリの職業といえるでしょう。
ですが、時期や店舗の人員不足などで勤務が大変になってしまうデメリットも考えられます。
子ども用品の販売員のメリット・デメリットを踏まえた上で、
- 接客業(アパレル)をやりたい人
- 子どもがいる環境で仕事をしたい人
このような方におすすめです!
7.テーマパークのスタッフ
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の7つ目は、『テーマパークのスタッフ』です。
テーマパーク内の託児所や、パークと連携している保育園での仕事
テーマパークといえば、『ディズニーランド』や『サンリオピューロランド』、『ユニバーサルスタジオジャパン』などが該当します。
テーマパークのスタッフで勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
たくさんの子どもと関わることができる 楽しい雰囲気を味わうことができる テーマパークの裏側を知ることができる | 正社員の求人がほとんどなく、非正規雇用が主である 休日や勤務時間が不安定 他業務との兼任があることがある 繁忙期が忙しい |
テーマパークは大勢の大人をはじめ、子どもたちも来園するので、たくさんの子どもたちと関わることができるため、保育のスキルが上がることが期待できるでしょう。
しかし、その一方で、テーマパークでの勤務となることから、勤務希望が通りづらくなる可能性が高いことが考えられるでしょう。
勤務や休みの希望がある方は、テーマパークのスタッフは難しいかもしれません。
テーマパークのスタッフのメリット・デメリットを踏まえた上で、
- たくさんの子どもと関わりを持ち、スキルアップしたい人
- 勤務体制に柔軟に対応できる人
- 保育以外の仕事を任されても良いという人
- 非正規雇用で働きたい人
このような方におすすめです!
8.写真館のスタッフ
『保育士の経験を活かせるおすすめの異業種』の8つ目は、『写真館のスタッフ』です。
七五三や入学・卒業、マタニティフォトなど、写真館での撮影やサービスを提供する専門家
ここでいう写真館のスタッフは、『スタジオアリス』や『スタジオマリオ』が該当しますね。
写真館のスタッフで勤務するメリット・デメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
子どもと触れ合うことができる 感謝されることが多い やりがいを感じる | 覚えることがたくさんある 残業になることが多い 七五三のシーズンは繁忙期 子どもの機嫌次第では、撮影が大変になることも |
子ども連れの家庭が写真館を利用するのは、『七五三』や『卒園・入学』など、特別な日の場合がほとんどです。
そのため、着物やドレス、タキシードなどの衣装を身にまとい、メイクをするので、子どもたちも自然に笑顔を見せてくれます。
その一方で、子どもの機嫌が悪くなってしまい、撮影が思うようにいかなかったり、時期によって忙しくて残業になることも考えられるでしょう。
ですが、子どもが笑顔でポーズを決めてくれているのを見ると、やりがいも感じられますよね。
写真館のスタッフのメリット・デメリットを踏まえた上で、
- 子どもの記念写真に携わりたい人
- 写真が好きな人
このような方におすすめです!
ここまでは『保育士が活躍できる保育所以外のおすすめ施設8選』として、メリット・デメリットを詳細にお話ししながら紹介してきました。
- 企業内保育所
- 病院内保育所
- 学童保育
- ベビーシッター
- 保育ママ
- 子ども用品の販売員
- テーマパークのスタッフ
- 写真館のスタッフ
保育園とはまた違う職種ではありますが、今まで培ってきた保育の経験を発揮しながら仕事をすることができるでしょう。
\ 今までの経験を最大限活かせる! /
\ 学童保育の経験をしてみたい!/
保育園で働きたくないけど、子どもと関わる仕事がしたいと思っている方には、紹介した8つの仕事をおすすめです!
保育士の資格を活かして異業種へ転職をする3つのメリット
「今の職場は辞めたいけど、保育士の資格を活かした職場に就きたい!」
「子どもと関わりながら、保育園以外の職場で働いてみたい!」
と感じる人も多くいると思います。
保育園だけではなく、異業種も経験をすることで、新たな学びもあるので、おすすめです!
とは言いつつも、保育士の資格を活かして異業種に転職することは『どんなメリット』があるのかについても、知っておきたいポイントですよね。
保育士の資格を活かして異業種に転職することのメリットは、3つです。
- 今までの経験を活かすことができる
- 労働環境が改善される可能性が高い
- 給料が改善される可能性が高い
では具体的に、保育士の資格を活かして異業種へ転職することの『メリット』について、お話ししていきます。
保育士の経験を活かして、異業種に転職を考えている方、必見です!
1.今までの経験を活かすことができる
保育士の資格を活かして異業種へ転職をする3つのメリットの1つ目は、『今までの経験を活かすことができること』です。
保育士の資格を活かして異業種に転職したとしても、
- 子どもを惹きつける遊び(テクニック)
- 保護者との信頼関係の築き方
- 書類作成などの事務業務
など、これまで勤務してきた保育園での経験を活かしながら、仕事を続けることができます。
今まで経験してきたことを活かしながら勤務できるのは、嬉しいですよね。
2.労働環境が改善される可能性が高い
保育士の資格を活かして異業種へ転職をする3つのメリットの2つ目は、『労働環境が改善される可能性が高いこと』です。
私の元同僚も、保育士の資格を活かして企業内保育園に転職しましたが、労働環境が改善されたそうです。
今回は一般企業の保育園を例に、通常の保育園と企業内保育園とでは、労働環境がどのような違いがあるのか、表にまとめました。
保育園 | 企業内保育園 | |
---|---|---|
子どもの定員数 | 80〜150名程度 | 30名以下 |
勤務時間 | 7:00〜19:00 or 20:00 ローテーションあり | 企業の勤務時間内と同じ |
休日 | (土曜出勤あり) | 日曜日企業の休日カレンダーと同じ |
行事 | あり | 毎月の誕生会など、小規模の行事はある可能性大 | 大規模な行事はない
書類 | あり | あり |
残業 | あり | 基本なし |
残業代 | なし | あり |
持ち帰り仕事 | あり | なし |
保育園でも企業内保育園でも共通していることは『書類の作成』ということがわかります。
子どもを保育するためには欠かすことができない書類は、保育園・企業内保育園問わず、必要な共通の業務の1つですね。
他の項目に注目してみると、保育園よりも企業内保育園では、下記のような3つのメリットがあることがわかります。
- 行事がないので、準備に追われることがない
- 残業や持ち帰りの仕事がないので、プライベートが充実
- 少人数での保育になるので、1人ひとりじっくり向き合うことができる
保育園と比べると、企業内保育園では、労働環境が改善されていて、働きやすそうですよね。
3.給料が改善される可能性が高い
保育士の資格を活かして異業種へ転職をする3つのメリットの3つ目は、『給料が改善される可能性が高いこと』です。
なぜ、認可保育園よりも企業内保育園の方が給料が高いのか、その理由は、下記の通りです。
- 保育園の経営の母体が一般企業
(保育士の給料を企業が定めているから) - 残業代が支払われるから
一般企業の場合でも、会社の規模や業績によっては、保育士の平均給料と同等の可能性もあるようです。
ですが、大手企業などの場合は、
- 別途ボーナスの支給
- 社会保険の加入
- 充実した優待制度
- など保育士の平均給与・待遇を上回る施設
など、保育士の平均給与・待遇を上回る施設もあるため、給料が改善される可能性があります。
企業内保育園に転職した私の元同僚も、給料面が改善されたそうです。
ここでは『保育士の資格を活かして異業種へ転職をするメリット』について、お話を進めてきました。
- 今までの経験を活かすことができる
- 労働環境が改善される可能性が高い
- 給料が改善される可能性が高い
労働環境や給料の問題などから
「保育士を辞めたい…。」
このように考えても、
「今までやってきた経験を活かして、子どもと関わることができる仕事に就きたい!」
このように感じる人も多いのは事実です。
「子どものために働きたい」
「自分のキャリアをこれからも活かしたい」
このように感じている方が、少しでも自分に合う職場を見つけてもらうことが、筆者の願いです。
\ 今までの経験を最大限活かせる! /
\ 学童保育の経験をしてみたい!/
保育士の資格を活かして異業種へ転職をする3つのデメリット
「本当に自分にできるのかな…?」
「保育士が異業種に転職するデメリットは、あるのかな…。」
やったことがない業種だと、不安なことだらけですよね。
この章では、保育士の資格を活かして異業種に転職することのデメリットは、3つ紹介します。
- 新たに覚えることが多い可能性がある
- 慣れるまで時間がかかる
- 物足りなさやギャップを感じてしまう可能性がある
では具体的に、保育士の資格を活かして異業種へ転職することの『デメリット』について、お話ししていきます。
1.新たに覚えることが多い可能性がある
まず1つ目として、『新たに覚えることが多い可能性がある』ことです。
例えば、”スタジオアリス”や”スタジオマリオ”などの『写真館のスタッフ』に転職したとしましょう。
写真館のスタッフの場合の仕事内容は、下記の通りです。
- お客さまのお出迎え
- 衣装選びのアドバイス
- 衣装の着替えを手伝う
- 髪型のセット
- 来店された子どもの化粧
- 撮影
- 写真選び
- 写真の受け渡し(後日)
保育園と、写真館のスタッフの仕事内容を比べてみても、明らかに仕事内容が違うことがわかりますね。
そのため、子どもの扱いが慣れていても、異業種の転職先によっては新たに覚える業務がある可能性があります。
写真館のスタッフであれば、髪型のセットや化粧のやり方、撮影方法を覚える必要があるでしょう。
このように、異業種に転職した場合は、業務によって新たに覚えることが多い可能性が考えられます。
2.新しい業務に慣れるまで時間がかかる
先ほどの『新たに覚えることが多い可能性がある』と同様に、業務に慣れるまでに時間がかかってしまう可能性があります。
先ほどの『写真館のスタッフ』を例に、考えていきましょう。
写真館のスタッフの業務では、
- 髪型のセット
- 化粧
- 撮影
など、1つひとつの業務が本格的なので、1からやり方をしっかり覚えた上で、慣れる必要があります。
髪型のセットを例にしてお話しすると、女の子の場合は、
- お団子ヘア
- 髪の毛を下ろすケア
- ゆるふわヘア
など、親御さんや子ども本人からの要望に沿った、髪型をセットする必要があります。
ですが、やり方を覚えても『うまくできるか』というと、やはり慣れるまでには時間がかかってしまいます…。
慣れるためには、数をこなしていくしかないですね…。
保育園の資格を活かした仕事ではあるものの、経験したことがない業務の場合は、慣れるのに時間がかかってしまう可能性が高いことを覚えておきましょう。
3.物足りなさやギャップを感じてしまう可能性がある
保育士として働いてきた経験を持って異業種に転職した場合、『物足りなさ』を感じてしまうケースがあります。
こちらは、企業内保育園を例にお話しします。
認可保育園では、『運動会』や『お遊戯会』などの大規模の行事から、毎月行われる『誕生会』などの行事があります。
その一方で、企業内保育園では、大規模な行事がなく、保育スペースも限られているため、認可保育園と比べると、できることに制限があります。
もしかすると、自分のやりたい保育ができないということも出てくる可能性もあるでしょう。
そのため、『物足りなさやギャップ』を感じてしまう可能性が高いといえます。
労働の負担が減ったのは良いことですが、行事がなくなってしまうのは、少し寂しく、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ここまでは、『保育士の資格を活かして異業種へ転職をするデメリット』について、お話をしました。
- 新たに覚えることが多い可能性がある
- 慣れるまで時間がかかる
- 物足りなさやギャップを感じてしまう可能性がある
新たに覚えなければいけないことも出てきたり、慣れるまで時間がかかってしまったりするので、大変に感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、反対に言えば、『新しいことを覚える』ことは、知らなかったことを知れるチャンスでもあり、自分のできること・可能性を広げられるということです。
そのため、異業種に転職するデメリットでもありますが、自分の可能性を広げるためのメリットになるかもしれませんね。
保育士スキルを活かせるおすすめの異業種3選!!
「これまでの保育士のスキルが活かせる職場を見つけたい…。」
「でも、保育士のスキルが活かせる職場って、何があるの?」
せっかくなら、今まで経験したスキルを活かしながら、仕事をしたいですよね。
実は、子どもと関わらない職場でも、保育士として経験してきた
- 文章力(書類作成)
- 細かな作業
- コミュニケーション能力
これらのスキルを活かすことができる職業があります!
その職業は、下記の通りです。
- 事務職
- 接客業
- WEBライター
おすすめする理由を、しっかりお伝えしていきます。
1.事務職
保育士スキルを活かせるおすすめの異業種の1つ目は、『事務職』です。
事務職をおすすめする理由として、保育士は子どもの保育をするだけでなく、書類の作成・整理など、細かい業務をこなしています。
そのため、保育士で培った書類の作成や整理などのスキルは、事務職にも十分活かすことができるため、おすすめです。
事務の仕事を行う上で、メリットとデメリットを下記の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
未経験者でもできる仕事が意外と多い パソコンの入力さえできればOKのところが多い 単純作業なので、誰でもできる 残業は少なめで、土日休みが多い | 正確さが求められる 作業スピードが求められる |
事務職と聞くと「パソコン作業だけ」というイメージがありますが、様々な仕事を担っています。
- 電話・FAXの対応
- 書類の整理・確認
- 書類をコピーする
など
こうした理由から、未経験者でもできる仕事があるということですね。
事務職のメリット・デメリットを踏まえた上で、下記のような方におすすめします。
- 単純作業をコツコツできる人
- 周りとコミュニケーションを取りながら作業できる人
- 土日休みが欲しい人
ですが…、
「事務職に転職してみたいけど、未経験だから不安…。」
「未経験でもOKな事務職の求人の見つけ方がわからない…。」
一般事務職に転職するなら、『アデコの転職支援サービス
- 日本において37年の人財ビジネスの実績があるため、企業理解が深い
- 営業やIT、一般事務など多岐にわたる職種の求人が豊富
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30年以上運営されている転職支援サービスなので、実績も経験も豊富なのは、安心材料になりますね。
2.接客業
保育士スキルを活かせるおすすめの異業種の2つ目は、『接客業』です。
『接客業』といっても、様々な種類がありますよね。
- スーパーマーケットやコンビニ
- 飲食店
- アパレルやインテリアショップ
- ホテルやフロントのスタッフ
など
保育士の仕事は、お子さんの発達や様子に合わせて一人ひとりに合った声かけ・働きかけを行う必要があるため、丁寧に仕事を行う必要がありますね。
同様に、1人ひとりのお客さんに対し、丁寧に仕事をすることが求められる接客業も向いているといえるでしょう。
そんな私も保育士を退職してから、未経験でスーパーマーケットのレジ係・サービスカウンターの仕事をしています。
接客業の仕事を行う上で、メリットとデメリットを下記の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
未経験者歓迎の企業が多い 保育士で培ったコミュニケーション能力を発揮できる お客さんから感謝されたり、褒められたりすることがある | 土日祝も勤務になることが多い 店舗によって人員が少なく、勤務が大変になることも レジ以外の仕事を任されることもある |
接客業の場合は、未経験者歓迎の企業が多くあるため、求人を探しやすいメリットがあります。
その一方で、接客業の多くは、毎日営業しています。
そのため、土日祝も勤務になることが多いため、必ず土日休みが欲しい方は不向きといえるでしょう。
土日祝日でも出勤できる方には、おすすめです。
接客業のメリット・デメリットを踏まえた上で、下記のような方におすすめします。
- 土日祝でも出勤することができる人
- 保育士で培ったコミュニケーション能力を発揮したい人
- 人と関わりながら仕事をしたい人
3.WEBライター
保育士スキルを活かせるおすすめの異業種の3つ目は、『WEBライター』です。
『webライター』というと、難しく感じてしまうかと思いますが、このようなお仕事をされています。
企業のウェブサイトに掲載されるコラム記事や商品やサービスの説明文などを書く仕事
私たちはインターネットを使って、様々な情報を得ながら日々生活しています。
そのインターネットを使って、様々な記事を執筆し、たくさんの人に読んでいただきながら収入を得ることができます。
WEBライターの仕事を行う上で、メリットとデメリットを下記の表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
パソコンとインターネット環境があれば始められる 自分のペースで仕事をすることができる 子育て中でも活躍することができる | 収入が安定するまで大変 周りにやっている人が少ないため、聞ける人がいない |
保育士として、さまざまな書類を書いてきた経験から、文章を書くのが得意な方が多いと思います。
そのため、誰が読んでもわかりやすい文章が求められているWEBライターは、保育士のスキルを発揮することができるでしょう。
ですが、その一方で、WEBライターとして収入を得るためには、正しい知識・取り組みをしなければ、お金を稼ぐことは難しいです。
副業として開始し、収入を得られるようになったら本業にすることが良いでしょう。
こうしたWEBライターのメリット・デメリットを踏まえた上で、下記のような方におすすめします。
- 仕事をしながら副業として始める人
- 文章作成が得意な人
- WEBマーケティングをしたい人
- 自分の予定を大切にしながら仕事をしたい人
「文章を書くのは苦にならないけど、どうやって書いたら良いのかわからない…。」
「教えてもらいながら、スキルを磨きたい!」
このようなお悩みの方には、『超実践型のWebライティングスクール「メイカラ」
- 『メイカラ』の講師は、「WEBライター」・「ブロガー」として、独立した人だけ!
実績がある講師から、しっかり教えてもらうことができる - 未経験から実績を出している受講者が続出!
\気軽に相談してみよう! /
残念ながら、WEBライターとして、「今すぐに転職できる!」というわけではありません…。
しかし、常に文章を書く機会が多い保育士は、『WEBライター』や『ブログ』をやることは向いていると思われます。
ですが、経験がないことなので、ちょっと不安ですよね…。
ですが、『メイカラ』では、無料相談を受け付けています!
興味がある方は、ぜひ無料相談を受けてみてくださいね。
ここでは、『保育士スキルを活かせるおすすめの異業種として、
- 事務職
- 接客業
- WEBライター
3つの職種について、紹介しました。
ご紹介した3つの職業は、保育士のスキルを活かしつつ、新しい職業に挑戦することができると思います。
保育士として働いていた経験を活かしながら、新たな場所で活躍できる仕事を見つけることができることを願っています。
\ 保育士のスキルを活かして転職したい!/
\ 保育士で培った文章力を伸ばしたい!/
保育士以外の転職先を見つけるときに知っておきたい2つのポイント
ここまでは、保育士の経験を活かしたい方向けにお話を進めてきました。
ですが中には、
「一旦、子どもから離れた新しい職場で働きたい」
「保育士ではなく、今までやったことがない業種にチャレンジしたい」
自分の人生は1度きりなので、やりたい職業にチャレンジすることも良い経験になりますね!
ですが、保育士以外の仕事をしたことがない場合、どんなことに気を付けた方が良いのか気になるところですよね。
そこで、ここでは『保育士以外の転職したいときに知っておきたいポイント』について、下記の2つのことを中心にお話ししていきます。
- 自分が何をしたいのか明白にしておく
- 給料・労働環境をリサーチしておく
失敗せずに転職するためには、どうしたらいいのか、一緒に考えていきましょう。
1.自分が何をしたいのか明白にしておく
保育士以外の転職先を見つけるときに知っておきたいポイントの1つ目は、保育士を退職した後に『自分が何をしたいのか』ということをイメージ・明確にすることが大切です。
そのために、自分自身に「保育士を辞めてから、どんな生活をしたい?」と問いかけてみてください。
おそらく、様々な希望が出てくるでしょう。
- 座ってできる仕事をしたい
- 特別な資格を取らなくてもできる仕事がしたい
- 残業が少なくて、給料が今より高いところがいい
- 趣味としてやっていたことを本業にしたい
このように、まずは自分の気持ちに耳を傾け、なりたい自分になるためにどうしたら良いか考えることが大切です。
ここで焦って次の転職先を決めてしまうと、後悔してしまう可能性も考えられます…。
そのため、焦らずに落ち着いて考えたいところですね。
2.給料・労働環境をリサーチしておく
保育士以外の転職先を見つけるときに知っておきたいポイントの2つ目は、『給料・労働環境をリサーチしておくこと』です。
転職先が決まっても給料や労働時間に不満が出てきてしまうと、「転職しなきゃよかった…。」と後悔してしまう可能性もあります。
それだと非常にもったいないことなので、しっかり事前にリサーチできるところはしたいですね。
リサーチ方法としては、
- 企業の口コミサイトを閲覧する
- 求人を見て、給料を確認する
- 実店舗があれば、実際に出向いて職場の雰囲気を探る
私も仕事を探すときは、店舗に出向いて職場の雰囲気をみたり、口コミを見るようにしています。
もちろん、実際は入社してみないとわからないことも多々あります…。
ですが、自分で見た情報と感じた雰囲気も、『自分にとってこの職場は合っていそうか、合わなさそうか』の判断基準になることがあります。
そのため、気になる転職先が見つかりましたら、ぜひできる限りの『リサーチ』をすることがおすすめです。
ここでは、『保育士以外の仕事に転職するときに知っておきたいポイント』について、お話を進めてきました。
改めて、保育士以外の転職先を見つけるときに知っておきたい2つのポイントは、下記の通りです。
- 自分が何をしたいのか明白にしておく
- 給料・労働環境をリサーチしておく
ぜひ、自分に合った職場を見つけるときの参考にしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、保育士を二度とやりたくないと感じてしまう理由と、保育士が異業種に転職することについて、まとめました。
さまざまな理由から、「保育士を二度とやりたくない!」と思う一方で、いざ転職を検討するときに注意したいポイントは、下記の通りです。
- 保育士の経験を活かして、転職を検討してみる
保育士さんのための転職支援サービス『保育バランス』や『はじめての学童指導員 』に無料登録し、自分に合った求人を紹介してもらう - 保育士から離れたところで、転職を検討してみる
『未経験歓迎』の求人から、応募してみる - 自分の気持ちに素直になり、冷静になって検討するように心がける
いかがでしたか?
保育士の仕事は、今の現代社会の中で、なくてはならないサービスに間違いありませんが、職場の人間関係や給料面など、さまざまな理由から離職を決める人が多いのが現実です。
「今の働き方に不安がある」、「保育士として働きたいけど、異業種に転職するのが不安」「保育士以外の仕事に転職したいけど、勇気が出ない」という方、一歩の勇気を出してみませんか?
ちょっとの勇気を出したら、自分に合った職場を見つけることができるかもしれませんよ。
\ 今までの経験を最大限活かせる! /
\ 学童保育の経験をしてみたい!/
\ 保育士のスキルを活かして転職したい!/
\ 保育士で培った文章力を伸ばしたい!/